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日常からヘルステックを味方につけておきたい。

化学や物理に苦手意識があり、あまり詳しくないのですが。

非接触体温計も「あれで本当に体温が測れるのかなあ」と思ってしまうのですが、血糖値の高い / 低いを常に知っておくことで糖尿病などの予防にも繋がるでしょう。予防意識の保持を、技術が補完していくヘルステックはまだまだ広がる余地がありそうです。

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医療用医薬品、栄養剤、医療機器、診断薬、診断機器の製造開発および販売を行なっているアボットジャパンが、日本国内においてiOS版の「FreeStyleリブレLink」アプリを提供開始した。(Android版も近日公開予定とのこと)

・上腕にセンサーを貼る
・14日間血糖値を計測することができる
・服の上からスマートフォンをかざすと、現在のグルコース値や直近8時間の血糖変動を確認できる
・データは医師とも共有可能

血糖データの過去履歴、傾向などが逐一把握できる状態を作れるのは、治療方針を決めていく上でも大いに参考になるだろう。

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僕はわりと病院にはお世話になっている。

例えば花粉症なのだが、僕は高校生のときから花粉症に苦しめられてきた。薬はもらえるのだが、イマイチ身体に合わないのか軽減されずにしばらく苦しめられてきた。

そこが劇的に改善されたのは、当時通っていたのと異なる内科で(ひょんなことから)診察を受けたことがきっかけだった。別のタイプの薬を処方してもらったら、驚くほどに症状が落ち着いた。

考えてみれば、人によって事情が異なるわけで、処方の仕方を一般化するのは無理な話だ。みっちり検査するならまだしも、3分程度の診察でどれくらい分かるのか疑問である(もしかしたら医者には分かるのかもしれないが)。

最近はお薬手帳がデジタル化され、ちょっとずつ、その人の特徴を医師間でも参照できるようになってきたが、それでも日々どのように体調変化しているのかというのは、受診者側の「自己申告」に依存しているのが現状ではないか。

入院すると、朝昼夕とで様々なデータが定期的に取得される。これまでは精密機器がある場所が制約条件になっていたが、ヘルステックが進むにつれて、日常生活からも容易にデータを取れるようになるだろう。

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Ubie株式会社が運営している「AI受診相談ユビー」は、登録不要で、幾つかの質問項目に回答することで「どんな病気の可能性があるか」「診察するならどの病院が良いか」などの情報を算出してくれるものだ。

最近、息子を抱っこしていたことが原因で腱鞘炎になったのだが、試しにその症状を入力してみると「可能性は高くないが、糖尿病、頚椎症、うつ病の疑いもある」という結果が出てきた。

腕の痛みについて正面から捉えると、整形外科などの領域をイメージするが、もしかしたら心身の「別の」部分から異常が生じた可能性もある。その可能性を示唆してくれるだけでも、選択肢を推敲するきっかけになるし、何らかの安心感を得ることができるはずだ。

こういったサービスを使うことで、プライバシーなどの懸念もあるだろう。なので、利用規約等は必ず参照してほしい。

日常から、ヘルステックを賢く味方につけておくこと。不確実な社会を生き抜く上で、それがデファクトスタンダードになる日も遠くないのかもしれない。

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ほりそう / 堀 聡太
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