買って良かった / 使って良かったもの10点(2020年Ver)
昨年にも増して物欲がなかった。
今年は「良い消費を心掛ける」という目標を掲げ、なるべく意味のあるものを購入しようと心掛けていた。
そうなると、必然的に「意味のあるものとは何か?」が問われることになる。僕にとって、僕の家族にとって、社会の将来にとって意味のあるものとは、いったい何だろう。
まだまだ答えは出ていないが、今年、僕の生活に役立ったものを以下に挙げていきたい。
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・[プロダクト]マブ 折りたたみ傘(Mabu)
塩谷舞さんのnoteで紹介されていたのをきっかけに。ビニール傘で済ませることが多かったのだが、機動力が高く安定した性能に、すぐに虜になった。何より軽いのが素晴らしい。
・[プロダクト]新型栗くり坊主(諏訪田製作所)
剥くのが大変なので、栗は敬遠してきた果物だった。だが栄養価が高く腹持ちも良いので息子のオヤツにピッタリ。調べた結果入手したのがコレ。ストレスなしで剥ける。使える時期は限られているが、栗好きならきっと重宝する。
・[プロダクト]BlueFire 子供用カメラ(BlueFire)
2歳の息子の誕生日プレゼントに。最初は持つのが安定せず使いこなせなかったが、2歳半くらいから上手に写真撮影できるようになってきた。実際にデータで残るのが良い。いつか現像するのも楽しそうだ。
・[定期購入]野菜(角田あおぞら農場)
農家から直接野菜を買う。郵送代の負担はあるが、生産者の顔が見える安心があるし、何より季節ごとに「どんな野菜がとれるか」を知れて勉強になる。気候や気温が微妙に変わるだけでも収穫に影響が出る。野菜を見る目が変わってきた。
・[サブスク]ハナノヒ(日比谷花壇)
月額4,000円で、月に6回、花をピックアップできるサブスクリプション。リモートワークになり家にいる時間が増えると、玄関や部屋に花があることで良い気分転換になる。息子と一緒に花屋で選ぶのも楽しい。
・[サブスク]みてねプレミアム(ミクシィ)
息子が生まれてから無料版を使っていたけれど、遂にプレミアム版に移行。細かく閲覧権限を設定できるだけでなく、フォトブック送料無料など機能面のメリットがかなり大きかった。もっと早く移行すれば良かったなと。
・[Webサービス]eeasy(E4)
日程調整ツールは当たり前になりつつあるけれど、無料版で使える機能の多いeeasyを選択。日程調整で自分のカレンダーをいちいち確認する手間がなくなり、面談や面接設定のストレスが皆無に。面倒なことはどんどんツールに頼っていきたい。
・[Webサービス]Anchor(Anchor FM Inc.)
読書ラジオを始めるにあたって配信ツールとして使用したのがAnchor。無料で登録できるだけでなく、SpotifyやApplePodcastなど他プラットフォームへの配信も簡単だった。Podcastに興味がある方には実質一択なのではないかなと。
・[Webサービス]#応援させて(#応援させて実行委員会)
『ファンベース』の著者・佐藤尚之(さとなお)さんが立ち上げたプロジェクト。コロナ禍で社会全体が苦しむ中「僕たちの店を助けてくれ」とはなかなか言いづらいもの。だけど客の立場からすれば、贔屓の店に苦しんでほしくはない。その間を絶妙に埋めた #応援させて の企画力(+立ち上げたスピードも含め)に感服する。僕もささやかながら下北沢のB&Bさんの支援をさせていただいた。(詳しくは、さとなおさんの以下noteが詳しいです)
・[オンラインストリーミング]蓮沼執太フィル 配信ライブ
コロナ禍でプラスだったのが、オンラインストリーミングが当たり前になったこと。何らかの事情(住んでいる地域だったり、子育てで忙しかったり)で直接ライブに行けない人の間口を開くことができた。
僕も幾つかオンラインストリーミングのライブを観たが、蓮沼執太フィルの演奏が圧巻だった。音の幅が広いことだけでなく、映像ディレクションにも予算がかけられ、観ていてライブ感を楽しむことができた。
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まとめ(紹介した10点)
・[プロダクト]マブ 折りたたみ傘(Mabu)
・[プロダクト]新型栗くり坊主(諏訪田製作所)
・[プロダクト]BlueFire 子供用カメラ(BlueFire)
・[定期購入]野菜(角田あおぞら農場)
・[サブスク]ハナノヒ(日比谷花壇)
・[サブスク]みてねプレミアム(ミクシィ)
・[Webサービス]eeasy(E4)
・[Webサービス]Anchor(Anchor FM Inc.)
・[Webサービス]#応援させて(#応援させて実行委員会)
・[オンラインストリーミング]蓮沼執太フィル 配信ライブ
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過去のリストはこちら。
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最後に蛇足を。
数年続けているエントリだが、今年は「買わない」「使わない」という選択の方が大事なのではないか……と感じるようになった。
日本のプラスチックごみ問題はかなり深刻で、日本が起因する海洋ごみが発生していることも無視できない。またサーマルリサイクルの割合も高く、地球温暖化への影響も少なくないと感じている。
なので本当にシンプルなことだけど、ペットボトル購入は必要最低限にするようになった。麦茶は煮出しするようにしたし、個包装されているインスタントコーヒーの購入は極力避けた。
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また射幸心を煽るプロダクトや、過剰にコストパフォーマンスの良さを喧伝するようなものには距離を置くよう努めた。
「僕だけが得をすれば良い」というのは極めて利己的な考え方だ。仮に僕が(僕の家族が)得をしたとしても、他の誰かが損を被ることになる。
パーフェクトなWin-Winの関係なんてあり得ないけれど「これ、ちょっと安すぎでは?」というものは、何かの費用を削っている可能性がある。
であれば、多少割高でも、付加価値を生もうと努力している企業の商品の方が好感が持てる。好感が持てると言って、自らの財布には限りがあるので何とも悲しいのだが、少しでも余裕を持ちながら購買に努めたいなと思っている。
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良い消費を考えることは、ソーシャルグッドに繋がることでもある。
だがソーシャルグッドの意識が高まる一方で、エシカル等のパワーワードを、ビジネスに安直に取り込もうとする企業も散見される。
消費者として、もっと根本的に、本質的に「消費」のことを考えていきたい。理想に近付けるようなソーシャルグッドを目指すことはできないか。2021年も思考を止めずに考え続けていきたい。
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以下は少し前に書いたnoteです。消費とは、コンソメスープですね。