バイキンマンが強すぎて、賢すぎて。(映画「それいけ!アンパンマン ロボリィとぽかぽかプレゼント」を観て)
昨年に続き、アンパンマン映画を鑑賞した。(3年連続)
今年のタイトルは「それいけ!アンパンマン ロボリィとぽかぽかプレゼント」。ゲスト声優には桐谷美玲さんとトレンディエンジェルのふたりが起用されている。
映画のバイキンマンはかなり強敵で、悪巧みのスケールが大きい。
今回は宇宙に飛び出し、とある彗星を乗っ取るという感じ。もともとそこに住んでいた人たちをこき使わせる。彗星を改良したロボットを操縦させるのは、映画のキーパーソンとなるロボリィという感じで、子ども向けエヴァンゲリオンといった感じだ。(実際、その彗星から放たれた光線によって、島ひとつ破壊されている。その力強さ、半端ない……)
とまあ、今年はそんなバイキンマンのクレバーさに度肝を抜いたわけだけど、映画のテーマとしては昨年同様、「自分よりも、相手に尽くす」という姿勢だ。
今回はロボットという、「心」を持たない(最終的に心を持っているような形になったので、その辺の辻褄は合わないのだが)モチーフが選ばれている。ロボットゆえに相手の感情を理解することができないのだが、アンパンマンたちと交流することによって、「相手に尽くす / 相手から尽くされると気持ちがポカポカする」ということを学んでいく。
今回も例に漏れず、アンパンマンチームの結束によって、バイキンマンを追い出すことに成功する。バイキンマンにとっての不運は、味方(ドキンちゃんとホラーマン)も造反するというアクシデントに見舞われたこと。ドキンちゃんも造反したことによって、しょくぱんまんとのロマンスも生まれたわけだが、その辺は割愛。
ちなみに今年は、橋本敏一さんという方が監督。少し調べてみた感じだと、これが初監督作品ということになるっぽい。どんな出自なのかは分からないが、おそらくエヴァンゲリオンなど、色々なフィクション&アニメーションに夢中になった世代ではないだろうか。物語の書き込みは課題があるが、バイキンマンをひたすら強くした設定はなかなか見応えがあった。
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ちなみに、今回は2歳の次男とふたりで鑑賞した。
長男は、この3連休に「ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー」「マイ・エレメント」を鑑賞している。アンパンマンは昨年で卒業ということになったらしい。
長男と同じような道を歩むとすれば、次男も3歳、4歳と残り2回でアンパンマン映画は卒業になる。童心に帰る機会も、残りわずか。しっかりと楽しみたいと思います。
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昨年も書きましたが、映画館に行かれた方は、パンフレット購入もお薦めします。
パンフレットには物語の内容がそのまま載っていて、絵本としても繰り返し使えます。(昨年は600円でしたが、今年は物価高の影響もあり700円でした。でも一般的なパンフレットは800〜1,000円なので、十分お得だと断言できます)
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