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クマーがコカインをキメたら。(映画「コカイン・ベア」を観て)

ある日、熊がひょんなことからコカインを摂取したら。

そんな非現実な設定の映画は、なんと実話をもとにしているそうで。B級映画っぽいと侮るなかれ。95分間、しっかりコカインをキメたクマーは迫力満点でした。

「コカイン・ベア」
(監督:エリザベス・バンクス、2023年)

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「コカイン・ベア」は“ひょんなこと”の連続である。

セスナ機に積んだコカインを森に落としていなければ。熊を動画で撮影していなければ。学校をサボっていなければ。救急隊員として出動しなければ。救急隊員のバディを見捨てて先に逃げていれば。

そんな“ひょんなこと”がきっかけで、コカインをキメて凶暴化した熊と対峙することになった人たち。「なんで俺は、こんなところで熊に襲われているんだろう……」という悲痛な叫びが聞こえてきそうなほど、熊による殺戮行為は残虐そのもの。

本作は「パニックアドベンチャー」と称されるが、誰だって熊に遭遇したらパニックに陥るだろう。こんな映画観たら、山歩きなんて怖くてできないじゃないか……と若干言い訳めいたトラウマを植え付けるほどに、本作の熊は唯一無二だ。

頭を空っぽにして、ただただスリルに身を投じたいときにお勧めである。細かい論理破綻なんて気にせず、ただただパニックの仲間入りを楽しんでほしい。

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僕はほとんどの商業映画は「映画館で鑑賞すべき」と思うのだが、「コカイン・ベア」に関しては配信で良かったかも。

設定は滑稽だけど、熊の迫力が凄すぎて終始怯えてしまっていたと思うから。

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ほりそう / 堀 聡太
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