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推さないWebサイト「osanai」を作りました。

2022年8月15日、映画テキストサイト「osanai」をリリースしました。

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何を提供するサービスなのか

osanaiとは、推さないという意味です。

推す・推し活といった言葉が頻繁に使われている昨今、個人の好き嫌いでない視点が大切だと思いました。

いろいろな映画作品についてのテキストを掲載しています。映画を観た感想、映画に関する取材など。他にも、映画について深く考えたり、解釈したり、映画を鑑賞する上での補助線となるような企画を考えています。

「推さない」という唯一の縛り。否定のコンセプトではありますが、意外にも、豊かで愉快な体験につながっていくのではないかと予感しています。

なぜ作ったのか

映画とは、あらゆる要素が滑らかに作用し合う総合芸術です。

映像、音楽、演出、物語、役者の演技、美術、照明──。多岐にわたる視点ゆえに、観る人によって多様な解釈が生まれます。様々なカルチャーがある中で、常に中心を担ってきたメディアですが、それゆえ敷居の高さを感じる分野でもあります。

映画に詳しくないのに、映画について語っても良いのだろうか?

そんな躊躇を吹っ飛ばして、わいわい楽しもうよ!という想いがあります。

「言葉にできないけど面白かった!」「やばい!」という感想も、もちろん尊いもの。それに加えて、様々な視点を拾い集めながら、映画の意味や意義を深く感じることができたら、より映画を楽しめると思うのです。

これからについて

こだわりたいのは、作品の価値をじっくりと考えること。

読み手、書き手と共走しながら、温めるようにコンテンツを作ります。過度に褒めず、フラットに物事の価値を見つめること。冷静なインプットを経て獲得した思考や解釈を、世の中へアウトプットするWebサイトを目指しています。

いずれはWebサイトに留まらず、映画の上映会や出版物の発行、コミュニティの運営などにも挑戦したいと考えています。オンライン、オフラインといった垣根なく、色々な場所で、皆さんと会えたらと思います。

世の中には、素晴らしい映画がたくさんありますし、いまも生まれ続けています。そういった作品が遍く行き渡る未来をつくる一助になれたらと。

最後に

osanaiは「推す」ことを否定しているわけではありません。

現在のカルチャーを語るうえで、推す行為は欠かせません。あらゆるカルチャーの発展に間違いなく寄与してきました。

「推す」場所と、「推さない」場所。そのふたつが成り立っていることが大切だと思います。それぞれを自由に行き来しながら、良質なカルチャーを思う存分楽しむ世界が、僕は理想だなと思うのです。

小難しいことをつらつらと書いてしまいました。でも読み手の皆さんに伝えたいことは至ってシンプル。「あ、暇だな、なんか映画でも観ようかな」というときに、気軽にサイトを覗いていただけたらと!

じっくり、ゆっくり、サイトを運営していきたいと思います。


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ほりそう / 堀 聡太
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