最近のスポーツ界と筋トレ・フィジカルセラピスト(理学療法)界に思うこと。
最近ね、トライアスロンでもロードレースでも言われることなんですけど、マラソンもね。
どんなスポーツにも筋力トレーニングが必要っていう話がよく言われるんですけど、ほとんどの人がうまく取り組めてないですよね。
まぁせいぜいやってもプランクとか、いわゆる体幹トレーニングだけなんですよね。
でも野球やってる人はね結構バーベルで重量上げたりとかする流れができてきてる印象があります。
これはメジャーリーグで活躍してるダルビッシュ選手とか最近で言えば大谷選手とがSNSなどでトレーニング方法公開していたり、テレビとかのメディアでも取材されたりしてね200キロ以上のお守りをデッドリフトしてるなんて言うシーンが放送されるようになった影響が強いとおもます。
専門の文献とか本を読んでも、筋力トレーニングの大切さってのは否定されるよりは、肯定的なデータが多いんですけど、アマチュアの選手とか少し成績を上げたい選手はまだ取り組めてない状況を感じてます。
でもその原因って何なんでしょうね?
私が感じているのは昔からの風潮が強いかなぁと。 これだけ研究が進んでる中で、部活動の先生とか、 チームの先輩であったりとか、年齢が上であればあるほど筋トレなんてしても、パフォーマンスが上がらないとか、体が重くなるとか、体が硬くなるって言うことを、ものすごく言うんですよね。
これって日本の文化とかも関係してると個人的には思ってて日本の格闘技とかでは、「道」って言う言葉があるんですけど、そういう世界では他のことをやるのはものすごく邪道なことで、空手をやっている人は、空手で体を鍛えるべき! 柔道やってる人は、柔道で体を鍛えるべき!
スポーツでも同じことが言えて、野球をやっている人は、野球で体を鍛えるべき!それ以外のことをやるのは邪道。道にそれているって言う考え方があるみたいなんですよね
他にも、まぁその先輩たちもが、そもそも筋力トレーニングの効果に対して懐疑的・疑心暗鬼で自分たちがやってこなかったので、それを後輩に勧められないって言う考え方があるんです。 それに加えて、筋力トレーニングを正しく教えられる、適切に伝えられる指導者ってまだまだ少ないんですよ。
私は普段病院でリハビリの先生をしてるんですけど、患者さんの体に触って治療するセラピストってのはすごく多いんですけど、筋力トレーニングを正しく伝えて患者さんを強化していくって言う考え方が持てるセラピストってすごく少ないって感じてて、筋トレしてもMMTの延長線上でしか負荷をかけられなくて、スクワットやランジを伝えているリハビリの先生はすごく少ないです。
セラピストの中にも 自分が体を鍛えてないので、体を鍛えて強くするって言う発想に対して疑心暗鬼のまま治療に当たっているセラピストもすごく多いです。なのでどこかで教育をして筋力トレーニングの効果を勉強し直して、自信を持って筋力トレーニングを治療に加えるって言う発想を持てるセラピストを育てていかないといけないなぁって言うふうに日々感じています。
なんだか、ボヤキのような日記になってしまいましたが、今日はこの辺で筆を止めたいと思います。
最後まで読んでいただいてありがとうございました。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?