【読了】『応援消費』
【岩波新書/公式サイト】
応援消費とは
[意味]
人や企業、地域を応援するために商品などを購入する活動。
[補足説明]
東日本大震災以降、被災地を応援し支援する意味で使われ始め、新型コロナウイルスの感染拡大を機に、なじみの店を応援するような場合にも広く使われるようになった。
自分が好きな対象に関する商品購入で、活躍を応援する消費です。
商品を購入する消費行動だけではなく、金銭的な支援をする行為も含みます。
第1章
応援することと消費することを結びつける論理。 (考え方)
応援すること、支援すること、誰かを助けることが、消費と云う経済活動と結び付けられ、必然の繋がりを有するようになってきたことを解明していく。
寄附金と支援金と義援金の違い
【寄附金】支援金や義援金を含むお金で、金銭や財産を無償で贈ること
【支援金】被災地で支援活動する団体に送られるお金
【義援金】被災者に直接渡されるお金
【日経MJの記事より】2020.12.15.
演劇から飲食店、化粧品。応援消費はあらゆる分野に広がる。
新しい意味を帯びる消費
2011年(3.11)の東日本大震災が契機
義援・義捐をこえる
応援消費とソーシャルメディア
「大いに飲んで食べる応援消費」
「消費で社会貢献したい」
『東北食べる通信』
『東北食べる通信』は、食のつくり手を特集した情報誌と、彼らが収穫した食べものがセットで定期的に届く“食べもの付き情報誌”です。
応援消費を支えた情報技術
寄付と応援消費
第2章
寄付文化 (ドネーションとチャリティ)
日本の寄付文化
「陰徳陽報」
寄付と贈与
ボランティア
『ボランティアの誕生と終焉』
仁平典宏 著 名古屋大学出版会 (2011.2)
ボランティア
1995年の阪神淡路大震災を契機にNPOが誕生する
第3章
ふるさと納税
【総務省/ふるさと納税】
第4章
世界における応援消費
【エシカル消費/消費者庁】
J-STAGE【バイコットについての研究】
第5章
マーケティング
1) マーケティングの誕生 1880年ごろのアメリカ
2) 大量生産した商品を、確実に消費者に届ける
3) 需要創造のための活動
【マーケティング 1.0〜5.0】
▶ マーケティング1.0 製品中心
▶ マーケティング2.0 消費者志向
▶ マーケティング3.0 価値主導
▶ マーケティング4.0 喜び・経験・エンゲージメント「わおっ!!」
▶ マーケティング5.0 データ駆動・予測・文脈(個客化)・人間能力の補強・俊敏
【日経書評】2022.07.23.
Study Note【マーケティング】
第6章
統治性
個人や集団が、支配や抑圧 よりもむしろ、彼ら自身の主体の形成を通じて統治される生-権力のフィールド。
贈与と交換
終章
応援消費の時代の到来
▶ 本に出てくる内容に加え、私自身で調べた内容を付加して書きました。
2022.07.29.
シェア【NPO書評】応援消費
社会を動かす力 (岩波新書)/山田泰久
2022.10.26. シェア