【コミュニティとアソシエーション】
「コミュニティ」と「アソシエーション」
『マルクスとアソシエーション』
増補新版 田畑稔 著
新泉社 (2015.07.05)
20世紀の所謂「ソ連型社会主義」の失敗と挫折を体験したあとで、19世紀半ばの『共産党宣言』を読む理由は、どこにあるのか?
あらためて再読した時にクローズアップされる「アソシエーション」の概念について考えてみる。
「コミュニティ」と「アソシエーション」
【コミュニティ】
一定の地域に住む者同士など、共通点(同じ地域)を持つ者が共に暮らしている事で、特に同じ目的等を有するものではない。
【アソシエーション】
『共産党宣言』の有名な文節「各人の自由な展開が万人の自由な展開の条件であるような、ひとつの共同社会」
共通の関心事や目的意識を持った人達が集まって、自主的に作った組織。
教会や会社、組合、サークルなどが該当する。
▶ コミュニティは、そこに住んでいる限り自分の意志で抜け出せるものではない。
▶ アソシエーションの場合は、価値観が変わったりすれば、あくまで自主的な組織の為、違うものに変更したり辞める事が可能である。
2021.12.11.
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"コミュニティ"とは何か:"組織"との比較から手がかりを掴む
2021.12.18.