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『虹をつくる男たち』


【はじめに】

『虹をつくる男たち』向井敏

1951年9月1日はじめての民法ラジオ局が開局

中部日本放送(CBC)と新日本放送(NJB)のちの毎日放送(MBS)

当時のラジオCMの話題から、30年経過した今日までを振り返り、著書 向井敏氏が200編の短文とエッセイで綴られている。

『虹をつくる男たち』
コマーシャルの30年
向井敏 著
文藝春秋版(1983.02.15.)

【サントリー文化財団ホームぺージ】

サントリー学芸賞
『虹をつくる男たち/コマーシャルの30年』向井 敏より

文字のみが思想や知識の媒体として君臨していた時代から、現代のマスコミは型、色、音をはじめ、あらゆる刺激を総動員して人間の五感に働きかける時、過度に能動的にならざるを得ないが、消費する側に応々にして賢明な判断が恣意的に作動するのはほほえましい状況である。

『虹をつくる男たち/コマーシャルの30年』で向井敏氏は方向を探しあぐね、模索し、実体のないものの出現に閉口しながらも、消費経済の申し子たるに足るコマーシャルの世界を、着々と構築していく過程を描く。

ともすれば、軽佻浮薄(けいちょうふはく/言動が軽はずみで浮わついている様子を表す四字熟語)になりかねない分野の仕事だが、広範な教養と、あくなき創造力を駆使して、我が国の風土に適した、したたかな世界をつくりあげた男たちの生活のドラマであり軌跡である。

【URL】
https://www.suntory.co.jp/sfnd/prize_ssah/detail/1983sf2.html

【草創期のコマーシャルソング】

1951年9月1日
はじめての民法ラジオ局が開局

中部日本放送(CBC)
新日本放送(NJB)のちの毎日放送(MBS)

草創期のコマーシャルメッセージは、提供番組の前後にアナウンスされるだけで、内容も控えめだったとあります。

ちなみに、スポットCMの第1号は「スモカ歯磨」の60秒ドラマ形式のCM。

【スモカ】
コピーライター:片岡敏郎

次に、小西六写真工業の「僕はアマチュアカメラマン」

【ほぼ日刊イトイ新聞より】

『シンギングコマーシャル集』

【テレビCM】

「精工舎の時計が7時をお知らせします」

「ヤン坊マー坊の天気予報」

【三木鶏郎の年表】

冗談音楽・NHK民放並立時代
(1951~1954)

時代を辿りながら見ていくと面白い。
2024.10.25.

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