【整理】について考える
【問題提起】整理と整頓
【整理】すじ道に沿うように整える → 減らすこと。
【整頓】散らかった状態を片付ける → 配置すること。
【整理の基本の動作】出す→分ける→減らす→しまう
溢れる情報を如何に取捨選択し整理していくか。
この問題がクローズアップされた1960年代は、通信技術が発達し情報化社会が到来した時期でした。
人類は、最初に農耕技術を手にし、田畑を耕す農業化社会を形成しました。
次に産業革命によって、工場生産による豊富な物財を手にする工業化社会への発展を成し遂げました。
そしてコンピュータや、電話、テレビ放送などの電気通信技術の発展で、情報を主体とする新しい社会、すなわち情報革命と情報技術による情報化社会に移行していったのです。
記憶から記録へ
工業化社会までは記憶する事で用が足りていましたが、情報化社会では その量から記憶から記録に頼らざるえなくなり、その記録したモノを如何に必要な時に取り出すか。頭を悩ますことに。
最近は、デジタルを使った情報整理が云々されていますが、基本はアナログでしょうね。
『整理学』忙しさからの解放
加藤秀俊 著 中公新書 (1963.05.25)
この本は、整理についてのノウハウ(ハウツー)ではなく「整理」の本質を考える内容です。
整理の本質 pp.172〜183.
混沌から秩序へ
混乱に向かう状況の中で人間の努力が「秩序」を生みだしてゆく。
「秩序」とは = ランダムな傾向を食い止めること。
「整理」とは = ランダムなモノに秩序を与えること。
「整理」とは = 便利な生活技術ではない。
『デスクワーク整理術』オダギリ展子 著
三笠書房 (2021.03.05)
「探す・迷う・調べ直す」の3つのムダをなくす。
デスク周りの整理整頓
1) カテゴリー毎に分類する
2) 使ったら元に戻す
3) 不要なものは棄てる
置き場所を固定する
トレーかボックスファイルか
分類の基本
2021.09.19.