「アートが繋ぐ力」を考える
はじめに
昨今「地方創生」が声高(こわだか)に叫ばれ、金科玉条のように「地域の活性化」が云々されています。
その中心にあるものは、少子化による人口減少。
さまざまな施策をしても上手くいかない。
理由としては「世の中の価値感が効率化による経済合理性」を目指しているからではないでしょうか。
1) 地域と住む人の関係
都市には刺激と興奮と絶え間ない競争があります。
また、宿命的と言えるほどの効率重視のマニュアルがあります。
ちょっと油断すれは、すぐにアリ地獄。
マニュアルどおりに動かなければ生活に息苦しさを覚える。
2) 人口減少と向き合う
地方が抱えている大きな問題
人口減少と少子高齢化
地域の廃校や休眠施設は改修だけては、よくならない。
そこに関わる人や、やっていく内容で限りない可能性を持つ。
3) アートで地域をつなげる
地域のコミュニティ
地域の特色を明らかにするステージづくり
4) アートの働きを見いだす
協働:あらゆる意見の中から作品が生まれていくダイナミズムが感じられる
5) 人と人とを交える
人びとの価値感の違いが何かを生んでいく
「限界芸術論」鶴見俊輔
「限界芸術論」鶴見俊輔 著
ちくま新書 (1999.11.10)
純粋芸術:専門的な芸術家によって制作された作品
大衆芸術:専門的な芸術家によって制作され、資本の論理が強く働く作品(売れる作品)
限界芸術:非専門的な芸術家(アマチュア)が、非専門的享受者(一般)によって受けとられる作品
【ブックレビュー】
【シェア】
『ひらく美術 地域と人間のつながりを取り戻す』 北川フラムを読む
2023.06.17.