SNS時代の人間関係
【はじめに】
SNSの普及により、以前はリアルな集団の中に属して仲良くなっていた関係も、今はスマホなどでポチッと結びつく事が出来る。
こんな時代の人間関係は、どんなだろうか?と、思っていた。
そんな時に目に止まった『つながらない覚悟』
私達 団塊世代は、子どもの頃から「人間関係は大切に」と、教え込まれて来た。しかし、このことが組織への依存や従属関係(支配関係)を生んだ。
今の若い世代の人達は、SNSなどリアルに会った事もない人達と繋がる。
このことについて考えてみたい。
著者は、アドラー心理学の岸見一郎氏。
以前、新聞の特集記事から、同じような本を読んだことがある。
【読了】『友達から自由になる』
【要旨】
そもそも「友だち」とはどんな人間関係を指すのか?
現代社会を生きる私たちの友人関係は、あらかじめ「友だち」という枠を当てはめ、そこに合うように関係の中身を調整することで成り立っている。
古代ギリシアの時代から、歴史的に「友だち」がいかに変質してきたかを示し、それでもなお現代に成立しうる友情について考える。
SNSやリモートが当たり前になった現代人のためのまったく新しい友情論。
【シェア】『友だちから自由になる』
【『つながらない覚悟』を読む】
必要ない人とは、リアルにも、バーチャルにも付き合わない。
人間関係を自分で自由に選択出来る時代。
ただ、そうなると逆に自分が選択される立場になると云う怯えのようなものが芽生えてくる。
相手と対立せず、否定しない。
そう云う時代の人間関係は・・・
【岸見一郎さんのNoteより】
【要旨】2023.12.16.
今の時代には「つながらない覚悟」が必要である。これは他者とつながらないで生きるということではなく、つながる必要がない。
あるいは、つながってはいけない、多くは依存、支配関係である他者とのつながりを断つという意味である。
真につながるべき人とのつながりは大切にしたい。
短い言葉ではまとめられないが、対人関係のあり方について論じた本である。
【結びのことば】2023.12.24.
最近出版した『つながらない覚悟』の中では、「つながりの強制」という言葉で説明した。
2024.06.05.