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『悪魔と夜ふかし』映画感想文・楽しく懐かしいオカルトムービー

少しくらいのホラーなら大丈夫、という方にはぜひ見てほしい作品。

懐かしさと"いかにも"な司会者ジャックの楽しさ、オシャレでスタイリッシュでもあるし、最高でした。

↑司会者ジャックのキャラクター造形が良かった

あらすじ

1977年、ハロウィンの夜。放送局UBCの深夜のトークバラエティ番組「ナイト・オウルズ」の司会者ジャックは、生放送のオカルトライブショーで人気低迷を打開しようとしていた。霊聴やポルターガイストなど怪しげな超常現象が次々と披露されるなか、この日のメインゲストとして、ルポルタージュ「悪魔との対話」の著者の著者ジューン博士と本のモデルとなった悪魔憑きの少女リリーが登場。視聴率獲得のためには手段を選ばないジャックは、テレビ史上初となる“悪魔の生出演”を実現させようともくろむが、番組がクライマックスを迎えたとき思わぬ惨劇が起こる。 2023年製作/93分/PG12/オーストラリア原題または英題:Late Night with the Devil配給:ギャガ劇場公開日:2024年10月4日 (『映画.com』より引用)

感想(ネタバレ含む)

さほど期待しないで見ただけに、思わぬ拾い物をしたと嬉しくなりました。


がっかりすることも多いホラー・オカルトのジャンル、たまにこういういい作品があるので懲りずにたくさん見てしまいます。


1977年のアメリカの深夜TVショーなんて見た覚えはありませんが、不思議と懐かしいテイスト。


埋もれていた映像が発掘されたという形で描かれる、ファウンド・フッテージの方式です。


モキュメンタリーって、そもそも映画が架空な上に架空の設定なので、わざとらしく見えてしまい、本当はあまり好きではないのです。


しかし、この作品は、テレビショーが本物らしく見えるので、とても自然に入り込めました。


司会者役のデビッド・ダストマルチャンって可愛い名前の方ですが、はまり役でした。


視聴率調査の夜で、ライバルを抜くためなら何でもやるという崖っぷち司会者。神経質でありながら他人のことには無神経で、まぁ自分のことしか考えていないタイプの人間です。


そのため感情移入や共感する必要もなく、彼が困れば困るほど面白くなっていくという図式になっていきました。


ヤラセありのオカルト特集のため、出る人出る人全員が胡散臭くていい加減。それも次々と犠牲になっていき、司会者は自分のせいだとわからず戸惑うばかり。


具合が悪くなるとCMや「しばらくお待ちください」の画面に変わり、その間の裏側のゴタゴタも面白かったです。


(昔は日本でも「しばらくお持ちください」ってよくあったので懐かしかったですね。)


導入部が少し長いな、とは思いましたが、悪魔崇拝のカルト教団と契約していたという重要なシーンがあったので、外せなかったのか、と後から察しました。


悪魔憑きのカメラ目線少女リリーも良かったし、憎めないキャラクターが多かったのもお気に入りポイントでした。


それも最後には全滅して、大変なことになってしまいましたが、視聴率のために悪魔に魂を売ってしまったので自業自得と言えるでしょうね。


もみあげの長さや70年代ファッションも楽しく、一定以上の年齢の方はとても懐かしく感じられるのではないでしょうか。


この頃日本もテレビが全盛期で、ユリ・ゲラーがスプーンを曲げたり、オカルト番組やUFO番組や心霊番組などたくさんありました。


あれも全部ヤラセだったのでしょうが、子どもたちはみんな信じていましたね。のどかな時代だったのかもしれません。


あまりに面白かったので、パート2ができないかしら…と密かに思っています。


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