高校は「公立」か「私立」か。
こんばんは。鹿児島のスポーツ記者、ほりきょです。
僕は51歳。鹿児島県本土の右側、大隅(おおすみ)半島で生まれ育った田舎者です。町立の小学校、中学校、そして、なぜか宮崎県立の進学高校に、毎日県境を超える自転車通学する(往復23km 🚲🌬)というイミフな高校生活を経て、福岡の国立大学へ通いました。
そう、【THE公立野郎】です!(税金のお世話になりました🙇♂️)
都会に暮らす方には、にわかに信じがたいでしょうが、鹿児島には「公立神話」めいたものがあります。
根っこには、県民所得が低い背景もあるんでしょうが、特に大学進学に関しては、「国公立至上主義」めいたものが、特に高校の先生の中に強かった印象があります。私学を希望する生徒はあからさまに阻害される。しかも、「浪人はだめ」という現役至上主義がまかり通る。
「行きたい大学」ではなく、「行ける学校」へ誘導する。高校はひたすら「国公立○人合格」という指標だけを目指す。
「公立至上主義」は、高校入学でも似たようなもので、「私立高校」に行くのは、公立を落ちた生徒が行くもの。そんな感じでした。
時は巡り。私立高校に対する助成金が増え、2020年度から、授業料は実質無償になったようです。
そもそも、ここ10年くらいでしょうか。鹿児島でも、あらゆる私立高校が「特別進学コース」をつくり、東大やら難関校へ合格させるとこが増えてきました。授業料免除は当たり前。なんなら、地方の子どもが新幹線通学して、その運賃まで補助する手厚さ。さらに、最近は、従来から特化していた部活動まで強化をしてる。
「公立志向」が強かった鹿児島でも、まもなく4割の中学生が私立高校を選択する時代が訪れようとしてます。
当然ですが、地方の県立高校は、定員を満たさなくなります。生徒数が減れば、おのずと、部活動も衰退していきます。特に団体スポーツの落ち込みは激しい。練習もままならない。単独でチームを組めない。腹一杯、部活動を楽しめない。
高校の二極化が起きるのは当たり前でしょうね。
(続く)
キャッチアップ画像は、僕が最近はまってる「ゴロゴロ焼豚炊き込み炒飯」です。「炊き込み炒飯」というものが、どうやってできているのかは、いまだに謎です🤦♂️