ほりけん

浦和育ちのレッズサポ。2018年に念願のシーズンチケットを取得し、現在は北と南のゴール裏を行き来。欧州駐在等を経て様々なサッカーを幅広く観るようになる。19年5月~21年7月に掛けてOWL magazineに寄稿。サッカー以外の趣味は旅、読書、クラシック音楽。

ほりけん

浦和育ちのレッズサポ。2018年に念願のシーズンチケットを取得し、現在は北と南のゴール裏を行き来。欧州駐在等を経て様々なサッカーを幅広く観るようになる。19年5月~21年7月に掛けてOWL magazineに寄稿。サッカー以外の趣味は旅、読書、クラシック音楽。

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歴史を記録する チューリッヒから見た世界のサッカーとライターとしての2年間

これ、記事のネタになりそう! サッカーを観たときに、旅に出たときに、ふと思う。 OWL magazineに寄稿するようになってから、自然とネタを集めるような習性がついた。 何やら職業病のような感じもあり、サッカーや旅を心から楽しめていないんじゃないの?と、感じないわけでもない。 しかし、あとで記事にするかもと思うと、目の前で起きていることを見る目がシャープになる。 どんな切り口で伝えようかと頭をめぐらせると、思いがけない発見がある。 文章を書くという行為には、感性

    • 「俺達の○○」 浦和レッズサポーターから見た東京五輪

      いよいよ東京オリンピックが開幕する。 開会式は明後日なのに気が早いな、と思う人もいるかもしれない。 しかし、僕が好きなサッカーという競技は、開会式に先立って始まる。 日本代表の初戦は、男子は明日(7月22日)、女子は今日(7月21日)である。 今回のオリンピックは、競技面以外での紆余曲折が激しく、正直、気持ちを盛り上げにくいところもある。 それでも、吉田麻也選手が訴えたように、出場するアスリート達は、「毎日命かけて、人生かけて戦って」、五輪という檜舞台に立つ。 そ

      • 新国立で感じた非日常との境界線と、なでしこジャパンを初観戦して考えた「日本代表」の意味

        この記事は「旅とサッカー」をコンセプトとしたウェブ雑誌OWL magazineのコンテンツです。OWL magazineでは、中村慎太郎さん、宇都宮徹壱さんはじめ、個性豊かな執筆陣によるサッカー記事、旅記事を更新しています。Jリーグはもちろんのこと、JFLや地域リーグ、海外のマイナーリーグまで幅広く扱っています。 2021年4月11日、国立競技場で行われた、なでしこジャパンのパナマ戦を観てきた。 きっかけは、OWL magazineメンバーのすずさんのツイート。 これを

        • ブロガーが番記者になって感じた、浦和レッズの「ニュースバリュー」 【エルゴラッソ沖永雄一郎記者インタビュー後編】

          少し前のことになりますが、久しぶりに、コンビニでサッカー新聞エルゴラッソを買いました。 きっかけは、ジェイさん(沖永雄一郎記者、エルゴラ浦和番)のツイート。 中を開くと、カラーの見開きが2つも! 新生レッズ始動。集った野心溢れる男たち 3年計画の2年目。”らしくない”補強は変化の証 開幕前というのもあると思いますが、浦和がこれだけ大きく取り上げられるのは久しぶりな気がします。 もちろん、記事はすべてジェイさんによるもので、新加入選手記者会見のレポートや補強分析が載

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          開幕前の悩みは、小泉佳穂がFC琉球に残した言葉で解決! 2021シーズンはキミに決めた

          今年のユニフォーム、誰にしようか。 年が明け、新体制発表などを見届けると、Jクラブのファン・サポーターが直面する問いである。 今オフ、我が浦和レッズは、選手の出入りが比較的激しく、新人含めて11人が加入した。既存の選手も含めて、誰にしようか、楽しくも悩ましい。 (注:ここにきて出ていく選手の話題も多いが、そちらはまた別の機会に) 新加入選手一覧(年齢、前所属) 25塩田仁史 (39歳、栃木SC) 8西大伍   (33歳、ヴィッセル神戸) 11田中達也 (28歳、大分トリ

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          格闘技嫌いが目撃した、ボクシング「史上最高の日本人対決」 殴り合いを極上のプロスポーツに昇華する男達

          この記事は「旅とサッカー」をコンセプトとしたウェブ雑誌OWL magazineのコンテンツです。OWL magazineでは、多彩な執筆陣による、アツい・面白い・ためになる記事を、月額700円で月12本程度読むことができます。 新年早々、あるツイートが目に留まった。 原口元気選手が、自身が所属するドイツ1部ハノーファー96の公式サイトで、日本の年末年始の様子を紹介していた。大晦日の年越しそばや紅白歌合戦に始まり、おせちや年賀状などを取り上げている。こうした「サッカーを通じ

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          1年目の番記者が見た、浦和レッズ「3年計画」の現在地 【エルゴラッソ沖永雄一郎記者インタビュー前編】

          浦和レッズは、2020シーズンを10位で終えました。「AFCチャンピオンズリーグ(ACL)出場権獲得」「得失点差+2桁」という目標も達成できず、結果だけで言えば、ファン・サポーターとして、なかなか気分の晴れないシーズンになってしまいました。 リカルド・ロドリゲス新監督の就任発表など、来季に向けた動きも徐々に出始めていますが、「3年計画」の1年目と位置付けられた2020シーズンを、どのように消化して、新シーズンに臨めば良いのか。 年の瀬に、サッカー専門紙エルゴラッソの浦和番

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          「地球上で最も人気のあるスポーツの力を、地球を守るために利用する」 レアル・ベティスの"Forever Green"について調べてみた

          アジアの舞台に戻れなかった。 2020年の終わりが近づいた今、ひとりの浦和レッズサポーターとして、胸に去来する思いである。 全北現代、蔚山現代、水原三星、北京国安、上海申花、上海上港、広州恒大、シドニーFC…。アジアの「友人(笑)」たちをテレビで見ていると、なぜ自分たちがそこにいないのか少し不思議な気分にもなった。「ウラワはどうしたんだ?」とフッキとオスカルが会話していたかもしれない。2013年以降、レッズが2年続けてACLに出場しないのは初めてとなる。来季またこの悔しさ

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          浦和レッズサポーターがレディースを観るべき3つの理由 ~頂上決戦の展望と篠ノ井への旅を添えて~

          今、浦和レッズがアツい! Jリーグを観ている人は、なぜ、10位のチーム(9勝9敗3分、勝ち点30、得失点差マイナス10、2020年10月4日現在)がアツいのか、疑問に思うだろう。 しかし今日の主役は、なでしこリーグ1部、浦和レッズレディースである。 昨季、森栄次監督が就任し、新たなスタイルを構築している浦和レッズレディース。森体制1年目から魅力あふれるサッカー(後述)を展開し、リーグと皇后杯でタイトル争いに絡んだ。 2年目となる今季は、シーズンの3分の2を消化した時点

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          「友達以上、恋人未満」のJクラブ ひとりの浦和サポによる考察

          我々ファン・サポーターには、愛するクラブがあります。僕の場合は言うまでもなく、浦和レッズ。付き合いも長くなってくると、落胆したり、不満を覚えることも一度や二度ではないですが、そこも含めて、一途さは変わりません。恋人のようなものです。 応援するクラブが恋人だとしたら、では他のJリーグクラブは何なのでしょうか。 同じ国の、同じプロスポーツなので、ひとまずクラスメイトだと考えてみましょう。Jリーグのクラブ数は、1クラス分くらいなのでちょうど良いですね。 もちろん、たまたま同じ

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          書き手としてのルーキーイヤーを振り返る 当初の思惑は?身に着けた武器は? 【2019年5月〜20年7月OWL magazine寄稿記事まとめ】

          この記事は「旅とサッカー」をコンセプトとしたウェブ雑誌OWL magazineのコンテンツです。OWL magazineでは、多彩な執筆陣による、アツい・面白い・ためになる記事を、月額700円で月12本程度読むことができます。 157,439これは、僕がこれまでOWL magazineに書いた文字の数である。 2019年5月に初めて寄稿してから1年と3か月。平均すると月に1万字のペースで書いてきた計算になる。 大河ドラマのようにひとつの物語を紡いできたわけではなく、21

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          オーストリアの魅力は○○にあり ザルツブルグの音楽祭、チロルの山々、マッタースブルクのスタジアム

          「旅とサッカー」を主題とするウェブ雑誌OWL magazine。今日の旅の舞台は、ヨーロッパの中央に位置するオーストリア。ハプスブルク帝国やクラシック音楽などで知られるが、近年では南野拓実選手が活躍した国でもある。文化や自然からサッカーシーンまで、交響曲になぞらえて4部構成でお送りする。 第1楽章 ザルツブルク 第2楽章 ザルツカンマーグート 第3楽章 チロル 第4楽章 マッタースブルク 第1楽章 ザルツブルク7月になると思い出す旅がある。 今から6年前、2014年7月

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          【祝J再開】浦和レッズと鹿島アントラーズのサポーターが、27年の歴史を振り返りつつ、宿敵について語ってみた

          この記事は「旅とサッカー」をコンセプトとしたウェブ雑誌OWL magazineのコンテンツです。 浦和レッズサポーターのほりけんです。今回は、OWL magazineのライターであり、鹿島アントラーズサポーターの五十嵐メイさんとの対談をお送りします。 お題は、ずばり、浦和レッズと鹿島アントラーズのライバル関係。 Jリーグ27年の歴史を経て醸成された、並々ならぬ緊張関係の源を探ります。 7月12日、埼玉スタジアム2002での一戦の前に是非! 五十嵐メイ 鹿島アントラー

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          Jサポなら知っておきたい! 競技規則の改正と、Jリーグ27年の歴史

          ついに、サッカーのある週末が帰ってきました! 先週末のJ2・J3に続いて、いよいよ今週末にはJ1が再開します。 ワクワクが止まりませんね! ところで、再開後のJリーグは、開幕した時とはルールが違うことをご存じですか? 実は、Jリーグが中断している間に、国際サッカー評議会(IFAB)が定めるサッカー競技規則が改正されました。 そして、再開後のJリーグには、改正されたルールが適用されます。 そこで今回は、帰ってきたJリーグを余すことなく楽しむために、「審判批評」で知ら

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          2004年の記憶 欧州選手権と長谷部誠 ~南アフリカW杯へと続く物語~

          プロローグ ~危機の最中、一条の光明~ Jリーグの再開が決まった。 危機が過ぎ去ったとは言い切れない状況だが、サッカーのある週末が戻ってくることに喜びを隠せない。 振り返ると、この間、良いこともあった。そのひとつが、過去の試合映像の公開が進んだことだ。 浦和レッズで言えば、2006年J1最終節のガンバ大阪戦が、NHKとDAZNで放映された。ご存じの通り、初めての、そして唯一のリーグ優勝を決めた試合だ。 当日はスタジアムにいたので、フルマッチで映像を見た記憶は薄いのだ

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          オーストラリアのスーダン人コミュニティとは? 浦和レッズの新戦力トーマス・デン選手のルーツから多文化共生を学ぶ

          2020年2月6日。約1か月にわたる沖縄キャンプの終わりが近づいてきた頃、浦和レッズに、ひとりの選手が合流した。 トーマス・デン(Thomas Deng) 東京オリンピック出場を決めたオーストラリアU-23代表キャプテンで、フル代表にも選ばれたことのある若手DFだ。前所属はAリーグのメルボルン・ビクトリー。本田圭佑や、浦和に在籍していたアンドリュー・ナバウトと同僚だった。 土田尚史スポーツ・ディレクターによると、1月にタイ・バンコクで行われたAFC U-23選手権にスタ

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