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東洋哲学の本「自分とか、ないから」を読んで気づいたことを実践したら、世界と自分のつながりを感じられた話

東洋哲学の本「自分とか、ないから。教養としての東洋哲学」を読んで、自分とかなくて、自分も世界もみな同じ。つながっていることに気づいた。
そうしたら、実践する機会がすぐに訪れた。
カフェの隣の席の人が、スマホを置いたまま離席した。そしたらスマホが鳴った。
画面をちらっと見る。詳しくは分からないけれども、電話かな? 
スマホの持ち主は席を外したままだ。
少しして、スマホが鳴りやんだ。
その後、しばらくして、持ち主が戻ってきた。
ちらっと横目で眺める。スマホを見る気配はない。そこで
「スマホ、なっていましたよ」と声をかける。
すると「スイマセン」と謝られる。
いや、わたしは、スマホがなって迷惑だと言いたいんじゃない。すかさず
「いや、電話かなと思って」
といった。
すると、おそらく、電話を掛けに行くのであろう。その方はスマホをもって、席を立った。
それ以降、特に隣の人には気にせず、自分のやることをやっていた。

しばらくして、その人が店を出るタイミングで「ありがとうございます」と声をかけてくれた。
大したやりとりではない、でもなんだか隣の席の人とつながった気がして、幸せな自分になった。

世界と自分がつながった証なのかもしれない。

幸せっていうのは、案外ちょっとしたことで感じられるものなのかもしれない。

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