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情報が多くてもやもやしませんか?

ここ数日、「noteを毎日更新してライティングフルネスを感じましょう」ということを書いているのだけど、そもそもどうして書くことでマインドフルネスを感じられるのかについて書いてみたい。

結論から先に書くと、「現代は情報過多の時代なので自分の中に溜まった情報を外に出すべき」だから。

よく言われることだけど、インターネットやスマホ、SNSの普及によって情報量が爆発的に増加している。

この図のように、もはや情報は人間の処理できる範囲を大きく超えていて、その量はどんどん増えていっている。
かたや、人間の処理できる情報量は昔からそんなに変わらない。日々増えていく情報量と人間の変わらない情報処理能力の差は開いていく一方。
この「自分では処理できない情報」が増えていくことが、仕事や生活の中で毎日たくさんの情報に囲まれて、いつも何かに追いかけられている感じがする原因なのだ。

デジタル技術の進化とともに生まれたこういった感覚を「デジタルストレス」と呼びます。絶え間のないメールやメッセンジャーで蓄積された目に見えない心身の疲れやストレスは今や大きな社会問題になっています。忘れようと頑張っても忘れられるものではありませんし、忘れた気分になっていても頭の中では覚えている、そういった情報が頭の中に留まってくるとそれがストレスにつながるのです。

こういったデジタルストレスを軽減しようと「情報の断捨離」「週末はモバイルオフ」など、デジタルデバイスやソーシャルメディアから少し離れて、入ってくる情報をスリム化する人もいる。
確かに、入って来る情報を減らそうという考え方は理解できる。無駄なメルマガを止めたり、一日でSNSに接する時間を制限したり、週末はなるべくスマホから離れようといったことは有効だと思う。
しかし、大半の人は変わらずに毎日すきまの時間を見つけては、こまめにSNSやニュースをチェックしてさらに大量の情報を入手することがやめられないのです。

私はこれはごく自然な人間の行動心理だと考えます。人間はつい楽な行動を取ってしまうもので、一度楽に情報を入手し続けることに慣れてしまうとそれを止めるのは並大抵のことではない。

ここで必要なのは「入ってくる情報をいかに減らすか」ではなくて「入ってきた情報をいかに外へ出すか」という思考の転換
入ってくる情報を自分のフィルターで消化して、すぐにメモにして外に出すという考え方です。貯めない・溜めない、すぐやる、すぐに処理することが大事なのです。

情報のインプットが多すぎてもやもやする気持ちは、ちょうどウ○チがでなくて苦しい便秘の時に似ている。自分の体内に消化できないたくさんの情報がたまってきてお腹がはってくる、そんなイメージ。これは健康によくないし気分もすぐれません。

この状態を解消するのにおすすめなのが、書いてスッキリすることなのです。
書くことによって、自分の記憶できない情報を外に出す。自分の脳のフリースペースが増えて脳の活動がスムースになり、ストレスレベルが下がっていくからなのです。

ということで、今日も書いてスッキリしました。

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