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「あまじょっぱい」フルネスを感じましょう

チーズとはちみつの組み合わせがすごく好きです。

と、いきなり言われても困ると思うのですが、、チーズたっぷりのピザにはちみつをかけて食べる、あのあまじょっぱい味はたまらないですね。。

美味しさの秘密はコントラストにあります。

甘さとしょっぱさの組み合わせが舌を刺激し、何ともいえない美味しさを感じさせてくれます。
このような対比的な要素は、ただ味に限らず、私たちの日常生活にも幅広く存在し、それらがうまく組み合わさることで心身のバランスが整うのです。

例えば、サウナ。
サウナの暑さと水風呂の冷たさの組み合わせで、ととのうことができます。
サウナで汗を流した後に冷水浴をすることで、体の緊張感がほぐれ、リラックス効果が得られるのですが、炎天下の中で長時間過ごした後、冷房の効いた室内に入る心地よさにも似ています。

また、天気も良い例です。
気持ちの良い天気は、晴れていてちょっと涼しいときです。
ちょうど今の季節は、晴れていてもそこまで気温が高くならないので、ぽかぽかと温かい太陽とひんやりとした風の組み合わせが気持ちいいですね。
暑さと寒さが絶妙に組み合わさることで、心地よい空間が生まれます。

さらにいえば、ストレスとリラックスの組み合わせも私たちの心に大きな影響を与えます。
例えば、仕事でのプレッシャーやストレスをうまくリラックスできる環境や方法で解消することで、マインドフルネスが高まり、仕事の効率やクリエイティビティが向上します。
ある程度のストレスと同時に、リラックスできる趣味や習慣を持つことが、私たちの日常生活においても大切な要素となります。

このように、対比的な要素がうまく組み合わさることで、私たちの心身が整うことがわかります。

それでは、なぜ対比的な組み合わせがいいのでしょうか?
そこには人間の大事な特性が現れているようです。

ホメオスタシス(恒常性)の維持
生物は、生命活動を維持するために、体内環境を一定に保とうとする性質があります。これをホメオスタシス(恒常性)と呼びます。対比的な要素をうまく組み合わせることで、体内環境を適切な範囲内で維持し、過度なストレスや疲労を防ぐことができます。

脳の報酬系の活性化
対比的な要素が組み合わさることで、舌や感覚器官が刺激され、脳の報酬系が活性化されます。この報酬系は、ドーパミンという神経伝達物質が関与し、快感や喜びを感じることができるようになります。このような快感や喜びは、ストレスを軽減し、心身のバランスを整える効果があります。

自律神経の調整
対比的な要素を日常生活に取り入れることで、自律神経のバランスが整います。自律神経には、交感神経と副交感神経の二つがあり、それぞれ興奮とリラックスの働きを担っています。対比的な要素を取り入れることで、適切なタイミングで交感神経と副交感神経が切り替わり、心身の調和が保たれることが期待できます。

心理的安定性の向上
心理学的にも、対比的な要素を取り入れることで、感情の安定性が向上します。例えば、適度なストレスとリラックスのバランスが取れた状態では、ポジティブな感情が生まれやすく、ネガティブな感情も適切にコントロールすることができます。

私たちの日常生活においても、対比的な要素を意識して、うまく組み合わせることで、より豊かな人生を楽しむことができるでしょう。

例えば、仕事や勉強の合間に、リフレッシュできる短い休憩を取り入れたり、適度な運動を行った後にリラックスする時間を設けたりすることで、緊張感を適切にコントロールできるでしょう。

対比的な要素を日常生活に取り入れることで、バランスの取れた生活を送りましょう。

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