ウォーキングフルネスのすすめ
歩きたいけど、寒い。。
そんな今日このごろなので、あえてウォーキングのメリットを書いてみたい。
歩くことが健康にいいのはもちろんだけど、考えをまとめるのにもウォーキングは最適だ。
もっといえば、仕事や家庭のあれこれ(=頭の中にもやもやしたもの)が整理されて、気持ちがスッキリすることも歩くことの大きなメリットだ。
拙著「学び直し大全」からそんな部分をご紹介。
~歩いて脳のモードを切り替えよう~
たくさんインプットした後は、散歩に出てみましょう。学んだことが頭の中で結びついて、新しい気づきが得られます。
散歩で脳をぼんやりさせよう
多くのインプットをした後は、あなたの脳は興奮状態にあります。
こんな時は散歩にでかけて、脳をぼんやりした安静状態に戻しましょう。
散歩をしている時の脳は、デフォルト・モード・ネットワークという状態になっています。
デフォルト・モード・ネットワークとは、自分ではなにも考えず、まわりのことに関心や注意を払わない、ぼんやりと安静状態にある脳が示す神経活動のことです。
ぼーっとすると脳が活性化する
近年の脳科学の研究によると、デフォルト・モード・ネットワークの働きは創造性と関係していることがわかっています。
デフォルト・モード・ネットワークが活発になると、創造力が高まって、いろんなアイデアが浮かんできやすくなるのです。
デフォルト・モード・ネットワークの状態に入ると、これまで学んだことが頭の中で自動的に結合して、「あっ、あそこに書いてあったことはこういうことなのか!」というひらめきを得ることができます。
デフォルト・モード・ネットワークはこのように頭の中でちらかっている情報を整理して結びつけやすくする機能があるといわれています。
アイデアはこんな時に生まれます
昔から、アイデアはこんなところで生まれると言われています。
馬上(馬に乗っている時)
枕上(布団に入っている時)
厠上(トイレに入っている時)
もちろん当時は、デフォルト・モード・ネットワークのことなどは知られていませんでしたが、当時から「ぼーっとする場所でいいアイデアが生まれる」ということは知っていたのでしょう。
ぼんやりしすぎるのもよくない
だからといって一日中ぼんやりしているのもよくありません。
デフォルト・モード・ネットワークは脳のエネルギーを大量に消費してしまいます。
デフォルト・モード・ネットワークが活性化しすぎたり、長時間続いたりすると、逆に注意力が散漫になったりします。
適度にオンとオフを切り替えていきましょう。
ということで、明日こそウォーキングするぞ!