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疫病がインフォグラフィックを変えてきた歴史とこれからの未来

こんにちは、

このnoteでは”分かりやすい表現”にまつわるテーマを取り上げて情報発信していきます!
今回は知識のまとめというより個人的に感じてきたことをつらつらと書いています。

テーマはタイトルの通り、疫病とインフォグラフィック、要するに情報表現の関連性についてです。

もうコロナが広まって一年以上が経ちましたね。
コロナ前と今では生活環境や仕事の進め方コミュニケーションのあり方が大分変ってきたと思います。

そんな中でコロナの感染状況を皆さんは何を見て把握しますか?
多いのはニュースや友人のつぶやき等ですかね。
点としての断片的な情報が入った後は、線てしての統計情報を見てることが多いと思います。
↓こんなやつ

ころな

参照:https://github.com/CSSEGISandData/COVID-19

よく見かけるこのような棒グラフの情報表現ですが、実は今回のようなパンデミック等環境が目まぐるしく変わるとき、情報表現には大きな変化、進化が発生してきた歴史があります。

ピクトグラムの誕生

棒人間などのアイコンを使った情報表現で、現在では様々な場面で目にする情報表現です。こちらの起源はアイソタイプといいますが、これが誕生したきっかけは有名な疫病、スペインかぜです。
ちなみにスペインかぜは、WHOの調べで患者数が世界人口の25‐30%といわれています。恐ろしい。。

ナイチンゲールもグラフを発明していた

医療分野で有名なナイチンゲールも、実は統計学者としての側面をもっていて、クリミア戦争時には戦地での負傷兵たちの死亡原因を、病、負傷、その他に分けて分析し、それを新たな円グラフで表現したことで情報をいち早く浸透させて被害を減らしています。

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このように事実として、過去にも新たな情報表現が見いだされるシーンはこの疫病等に関連する場面が多く存在しています。

未来の情報表現もどんどん生まれていくのでは

そして現在のコロナ渦。情報表現は棒グラフが誕生したこの200年で大きく前進していますが、この20年ほど大きな進歩はありません。

今はかつてと違いテクノロジーがとてもん普及しているので、遠くない未来にその恩恵を受けた情報表現が生まれてくるだろうと思います。

例えばVR(仮想現実)やAR(拡張現実)を使った情報表現や、AI技術を使ってその人に最適化されたパーソナルなグラフをリアルタイムで表示されるなどは一部の界隈では実際に試行錯誤されていたりします。

ちなみに、こういった新しい技術を使った表現は意外と自分自身で作れたりします。もちろん勉強は必要ですが、おそらく思っているより学習コストは低いと思うので、興味がある方はぜひ調べてみてください。

ご覧いただきありがとうございました。
また定期的に”分かりやすい表現”にまつわるテーマ(グラフ、情報表現、心理学など)の記事を上げていきます。

それではまた!



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