コーヒー何それ記 ティピカとブルボンの話
ご覧いただきありがとうございます！
今回はティピカとブルボンの話について書いていきます
コーヒー好きなら聞いたことがあるであろうこの２つの品種、「二大品種」「原品種」などと呼ばれることもあるそうです
この二つの品種について、軽く歴史に触れながら私が感じた「違い」をまとめていきます！
こんな感じでコーヒーの話題やカフェ訪問記、どんな豆のコーヒーを飲んだかを更新しています！良ければフォロー・スキをよろしくお願いします
コーヒーの始まりの物語
コーヒーの始まりの地といえばエチオピアです。アフリカ大陸の標高２０００メートル以上の高さに自生していたのを発見したのが始まりです。
最初は「飲む」でなく「食べる」や「儀式」として使われていたのではないかと言われています
歴史上に初めてコーヒーの実が出てくるのは９世紀～１０世紀ごろに現在のテヘラン近郊のレイに住む「アル＝ラーズィ」という人物が書いた「医学集成」という本に「ブン / ブンカ」という植物の果実や種子を煮だして作る「薬」として出てきます
ちなみに「ブン」は１５世紀以降にアラビア語でコーヒーの実や豆の意味でつかわれるようになったそうです
ココから紆余曲折でて二種の話につながっていくのですが、長いので省略します
ティピカとブルボンの物語
この２つの品種は
コフィア・アラビカ → 在来種 → ティピカ ブルボン
と同じ分類に属しています
元々この２つの品種はイエメンから持ち出された同じコーヒーノキの生き残りの子孫だといわれてるのです！
イエメンから世界に広がった経過はとても面白いです！
ティピカでは愛人関係を作ってコーヒーの豆を盗み出したり、巡礼の時に手に入れた７粒の豆を体にひもでくくりつけて持ち帰ったとか、犯罪を犯した者が恋人に会うための恩赦を得るために他の国の植民地から盗み出したりと・・・
ブルボンはティピカのような話はなく、イエメンの王家から正式に許可を得たフランス商人に譲渡されてブルボン島（レユニオン島）にわたり、そこからブラジルで大規模な栽培へ・・・
・・・このようにとても物語が富んで面白いのですがここでは割愛します
ティピカとブルボンの違い
この２種の植物的違いは色々あります
例えば葉の色だったり収量だったりと
でも双方とも品質では高い評価を受けています！
詳しくは以下のワールドコーヒーリサーチを参照してください！
で、実際に飲んでみて感じた違いが
酸味の伸び方
後味
の２点です
①酸味の伸び方
酸味の種類としては変わりはあまり感じないのですが、口に含んだ時の酸味の「伸び方」と言えばいいでしょうか
それが違うのです！
ティピカは最初から最後までグッと酸味！！と感じるものが多いのです！
苦味も酸味に同居していて飲み込むまでずっと一緒
ブルボンは口に入れた瞬間からスッときて次に苦味が登場するといった感じ
つまり、前半酸味・後半苦味と別れている味がするのです！
このように２つの品種、特に浅煎りから中煎りのホットでは顕著に感じるのです！
②後味
後味、After Tasteともいわれるコーヒーの大事な要素の１つですが、ここでも大きな違いを感じるのです！
ティピカでは喉の奥にまで酸味が残るのが多く、コーヒーらしさの香りと同居して酸味からくるスッキリ感
ブルボンでは酸味はほとんどなくなり、喉にはわずかな苦味で、口の中がリセットされたようなスッキリ感
という違いを感じることが多いのです！
まとめ
私自身が感じているティピカとブルボンの違いについて書いてみました
週一回はカフェに行って何かしらのスペシャリティコーヒーを飲んでますが、その経験からくるものであって何かしらの文献や資料があるものではありません
焙煎の度合いやアナエロビック、カーボニックマセーション、インフューズドコーヒーといった近年出た精製法があるのでそれでも酸味や苦味は大きく変わってきます
こんなことを書いてなんですが、ブルボン系だから！ティピカ系だから！ではなく、一つ一つのコーヒーの個性や物語を感じれるように今後もコーヒーライフを楽しんでいきたいと思っています
参考文献
旦部幸博 「珈琲の世界史」 ２０１７ 講談社
あとがき
今日は今まで感じてたことについて書いてみました。
もしかしたら今後のコーヒーライフからまた新しい考えが出るかもしれませんが、それでさえ面白く楽しみである自分がいます
また、私の記事を見てくださる方々が増えてきて、数字を見ると楽しくなってもっと伝えたいことが出てきます！！
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そしてコーヒーが好きな方もnoteを見ているといっぱいいらっしゃって、読んでみるととても新鮮かつ刺激を受けます！
次回更新はカフェ訪問記か今まで飲んだ豆の紹介をしようかと思っています！
あと、題名を今後
カフェ訪問記 … カフェとコーヒーの紹介
コーヒーの旅 … コーヒーのみの紹介
コーヒー何それ記 … 上記以外のこと、今回のような感じの内容
とジャンル分けして投稿していこうと思います
最後まで読んでいただきありがとうございました！今回の記事はいかがでしたでしょうか？
良ければスキやフォロー、コメントお待ちしております！
しじみとれでした