海が見える図書館、新たに5館を訪問してきました!
今の僕のライフワークの一つに「海が見える図書館を訪問する」があります。海が見える図書館は「館内または建物か敷地内のどこかから海が眺められる図書館」のことを指す、僕が勝手に作った図書館カテゴリです。
図書館は基本的に地元の人(つまりその土地の眺めを飽きるくらい見慣れている人)のための施設ですし、本を読んだり情報を調べたりするために行くところなので、「眺めの良さ」的な部分についてはホームページなどに情報が載っていないことが多いのです。
また、図書館は基本的に館内撮影が許可制かNGで「映える写真をSNSに上げる」という情報源がほぼ使えません。
そんな中で、実際に訪ねたり、ネット上で調べて「確実に海が見られる」とわかっている図書館については以前記事↓にまとめました(情報は随時更新しています)。
ただし四方を海に囲まれた島国である日本にはまだまだたくさんの「海が見える図書館候補」が残されており、それらの館については、少なくとも僕が調べた限りでは本当に海が見えるのかどうか確信が持てない状態です。
そういう館は、実際に訪問して海が見えるのか確認する必要があります。確実に海が見えると判明しているものの未訪問の図書館と併せて、そのような要確認の海が見える図書館候補を訪ね歩き、見える・見えないで一喜一憂するのが今の僕のライフワーク、というわけです。
そこで、最近訪問して「確実に海が見える」と確認できた5館を新たにご紹介したいと思います。いずれも東北地方の図書館です。写真とかんたんなコメント、アクセス方法なども書いておきます。
佐井村中央公民館図書(青森県)
「館」「室」などがないことに注目。そう、ここは佐井のフェリーターミナル「アルサス」の一階に配置されている本棚の中の蔵書なのです。アルサスは海の玄関口だけではなく「津軽海峡文化館」として文化ホールやミュージアム、食事処なども兼ねた建物。図書のある1階からも見えますが、3階展望室からの海の眺めが良いです。
大間町北通り総合文化センター図書室(青森県)
本州最北の図書館にして展望塔付き、そして海が見えるというスペックてんこ盛り図書館。海に囲まれた高台に建っているので、図書室の窓からも直接海が見えました。地上25メートル(海抜だともっといくでしょう)の展望塔から眺めはまさしく「絶景」です。
最寄りバス停大間ウイングは臨時バス停です。ここで降りたい時は乗車時に運転手さんに「大間ウイングで降ります」と行っておかないと通過してしまいます。乗車も降車も一番前なので必ず運転席の横を通りますから、その点は安心してください。またバスは必ず大間ウイング前を通るので、バス停に立って待ち、バスの姿が見えたら手を上げると停まってくれます。以上、僕の乗車時に運転手さんがものすごくていねいに説明してくださいました。
由利本荘市岩城図書館(秋田県)
鉄道駅から徒歩ゼロ分で行ける「駅図書館」かつ海が見える図書館。駅も図書館も海沿いの高台に建っていて、館内からも海が直接見えます。この館で特筆すべきは、海が見える図書館には避けられない「本の日焼け」問題への対策。海に面した窓があるスペースはパンフなどの情報コーナーになっていて書籍は基本的に置いてないんですね。なるほど~。
にかほ市立図書館仁賀保分館(秋田県)
平沢漁港すぐ近くに建つ複合施設仁賀保勤労青少年ホーム内1階にあり。昭和の喫茶店のようなドアと意外と立体的な内部の構造が面白い図書館です。建物敷地内から漁港が見えました。個人的には駅近くの高台にある仁賀保神社からの桜の花越しの海が良かった。
鶴岡市立図書館温海分館(山形県)
ファサードも館内デザインも随所が面白い温海ふれあいセンターの1階にあり。センターに入ると書架がむき出しで並んでいるので「部屋」自体はない形だな、と思ったら書架が作る道に導かれるようにして奥のほうに小さい図書室があるという珍しい方式。センター自体は奥まった位置にあるので直接海は見えませんが、敷地内の駐車場から線路越しに見えました。
この春に海が見えると確認できた図書館は以上5館になります。公開している「確実に海が見える図書館」マイマップ↓の情報も更新していますのでご参考までに。
(おわり)