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想いに触れる

ちいさな人たちは
言葉はまだうまく使えない

だけど
表情だったり
動きだったり
身体全体の感覚だったり

そんなところから
どんなことを感じているのか
聞いてみることはできる

自分で靴下履けたら
にまーっと笑って
大人の表情を見ている

ああ、うれしいよねー!
自分でできたもんねー!と
声をかけると
にまーっと笑っているのが
えへへっと表情が変わり
なんだか照れているような
嬉しいような表情になる

積み木を積み上げているときに
どうしても、5つ目を積むときに倒れて
その眼は悔しいような
いや、もう一回やろう、というような
強い意志を持つ眼をしていて
もう一度、挑戦してみる

思ったようにできないとき
泣いたり癇癪をおこしたり
することもあるけど
あぁ、くやしいね…
積み木、のせたかったんだよね…と
声をかけて、ぎゅっと抱きしめると
もう一度、積み木を持って挑戦してみたりする

ちいさな人たちは
言葉はうまく使えないけど
想いを持っている

なにをしたいか
どうしたいか
しっかりと持ってやってみる

大人の人たちは見守ることしか
できないけど
きっと、見守ってくれている人がいることが
ちいさな人たちの
次にすすむ一歩になっている

ちいさな人たちの
想いに触れる
その瞬間がたまらなくおもしろい

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