集中するちから
ちいさな人たちが
遊びたいときの集中力は
ものすごいちからだ
周りのことも
周りにいる人のことも
関係なく
楽しそうだと感じる遊びにだけ
全身を向けている
どれだけ遊んでも終わりはなくて
砂場で穴を掘って
どんどん掘っていって
山を作って
どんどん大きな山を作って
水を流して川を作っていけば
遠くに遠くにつなげていって
水が貯まるように池を作っていって
人が通る道を増やしていって
葉っぱや実をおいて飾っていって
一つの街を作るように
終わりなく作りあげていく
その集中する姿は
目をきらきらさせて
わくわくした表情で
全身が砂だらけで
新しい何かを作りあげていく
集中して遊びこむ
このことが
次の新しいことへの
入り口でもある
ちいさな人たちが遊びたいときに
集中して遊べる場をつくりたい
この経験は
大きな大きな
たからものとなるんだ