精製方法の違いを愉しむ~Thai Siam Blue Moon & Red Moon
優しい味わいで多くのお客様にご好評だった、タイのサイアム ブルームーン。今回は、ブルームーンのスピンオフ「レッドムーン」も同時に販売開始です。
ブルームーンは、ブッダが一晩を明かしたという場所にある、ラマ 9 世が戴冠式でも使用した”聖なる泉の水”で精製された、ウォッシュトの豆です。
とてもやさしくわかりやすいバランスの飲みやすい豆で、酸味が少な目がお好みの方にも、様々な個性を愉しまれている方にも、広くご好評いただいておりました。
今年は同じ豆をこれまで通りのウォッシュトだけでなく、ナチュラルの「レッドムーン」もリリース。優しみは同じでもそれぞれに個性的。ホッとしたい時のブルームーン、華やかな香りでちょっとした刺激が欲しいときにはレッドムーン、など気分やシーンで飲み分けができる双子の豆たちです。
ひょっとしたら聖なる泉のご利益まであるかもしれません(笑)
この豆の特徴を余さず出すために、当店では、
・焦げ味が出ないように焙煎し(焦がさない焙煎)
・焙煎直後から耐圧容器内で圧をかけて保存する(加圧熟成)
ことで、さらにまろやかな味が持続することを目指しています。
味の定着には、焙煎してから1週間もしくはそれ以上、二酸化炭素で圧をかけて酸素に触れない環境下(ビール樽内やビール瓶内など)でコンディショニング(エイジング)を行います。
これで、様々なコーヒーの持ち味が、バラバラではなく角がとれてまろやかにまとまります。
そして、樽から出した後も、空気が触れないような容器の中であれば、さらに味は良いほうへ変化していきます。
お客様のお手元で、是非コーヒーの成長をお楽しみいただければと思います。
当店のコーヒーは、沸騰直後のアツアツのお湯で淹れることを推奨しています。
焙煎による苦味がないので、お湯の温度を下げる必要がなく、逆に高い温度で淹れることで豆が持っている個性がはっきりと出ます。
ペーパーフィルターで淹れて、すっきりとしたフレーバーを楽しむのも良いですが、コーヒー豆のオイルも一緒に抽出されるフレンチプレスのような淹れ方も、甘味が余すところなく出てオススメです。