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力強さを愉しむ~Kenya Masai AA washed~

ドライフルーツのケーキやスパイスのツイストのあるチョコレートのような、香りの重層を紐解くような、KenyaのマサイAA。久しぶりの登場です。
Kenyaのいくつもの農園の豆から、狙う「マサイ」の味にするために、毎年ブレンドが変わります。少しずつ印象が違いますが、共通するのは「美味しさの力強い多様性」を感じること。フルーティー、甘味、スパイシー、大地感が次々と出てきて、一口一口に喜びを感じながら目が覚めて頭が冴えてくるようなコーヒーです。

Kenya Masai AA washed
〈地域〉ニエリ、キリニャガ、ムランガ、エンブ
〈品種〉主にSL28、SL34
〈標高〉約1,600-2,000m
〈精製方法〉ウォッシュト
〈テイスティングノート〉チョコレート、レーズン、プルーン、カシス、オレンジピール、アプリコット、香木、スパイシー、グレープフルーツ、キウィ、レモン、ブラウンシュガー

この豆の特徴を余さず出すために、当店では、
・焦げ味が出ないように焙煎し(焦がさない焙煎)
・焙煎直後から耐圧容器内で圧をかけて保存する(加圧熟成)
ことで、さらにまろやかな味が持続することを目指しています。
味の定着には、焙煎してから1週間もしくはそれ以上、二酸化炭素で圧をかけて酸素に触れない環境下(ビール樽内やビール瓶内など)でコンディショニングを行います。
これで、様々なコーヒーの持ち味が、バラバラではなく角がとれてまろやかにまとまります。
そして、樽から出した後も、空気が触れないような容器の中であれば、さらに味は良いほうへ変化していきます。
お客様のお手元で、是非コーヒーの成長をお楽しみいただければと思います。
当店のコーヒーは、沸騰直後のアツアツのお湯で淹れることを推奨しています。
焙煎による苦味がないので、お湯の温度を下げる必要がなく、逆に高い温度で淹れることで豆が持っている個性がはっきりと出ます。
ペーパーフィルターで淹れて、すっきりとしたフレーバーを楽しむのも良いですが、コーヒー豆のオイルも一緒に抽出されるフレンチプレスのような淹れ方も、甘味が余すところなく出てオススメです。


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