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波打ち際の蛍(島本理生・角川書店)を読んで
恋愛小説の女王・島本理生さんの本は安心して読める。
そして、読みやすい。文章が平易だし、行間が適度に空いていて読みやすいのだと思う。
精神に軽度の疾患を抱えた男女の恋愛物語で、繊細な感情の描写に、読んでるこっちまでナイーブな気持ちになってしまう。
若い男女が普通に付き合うとなると、食う、飲む、ドライブ、映画とべたなパターンばかりだが、お互いの気遣いが、これまた繊細だ。
女の幸福な絶望という言葉が引っかかった。
浮気症の男はダメだ。
特に、お互いに精神的に脆いのだから、尚更、許せないのだろう。
そんな男とは別れて正解。友達として付き合うということで正解だと思った。