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バカの災厄(池田清彦・宝島社新書)を読んで

本書にでてきた名言:

・人間以外の生物には「バカ」というものは存在しない

・動物の賢さは合理的、人間の賢さは歩み寄り

・愚かなひとには、ただ頭を下げよ

・多様性がない生物は滅びる


自分が正しくて、自分と違う考えや行動をする人を攻撃する人をバカと本書では言っている。他人を攻撃しないまでも、自分は正しいと思っているのでは、と自戒してしまう。

世の中は、結構いい加減なものだと本書ではいうが、何が正しくて何が絶対間違いないものなのかと不安になる。
おそらく、世の中というのは、人同士の約束や信用で成り立っているのではないかと思う。

これからは、日本の国力は落ちる一方で、スポーツなどでお祭り騒ぎをして、ごまかしていることに多くの日本人は気付いていない。ほとんどの人が気づく頃は手遅れになっているんだろうな。
技術大国ニッポンは過去の幻影である事を知った。

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