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名もなき風たち(はらだみずき・角川書店)を読んで

名言:
・理想がなければ、今より上の世界を覗くことは難しい

・リーダーシップは、肩書きによって発揮するものではない

・なにかを得るためには、なにかをあきらめなければならない

遼介は、小中学生のときは、サッカーでは、中心的存在だったが、サッカーの名門高校にはいったとたん、厳しい競争にさらされる。
下っ端の下っ端だ。
這い上がって活躍できるのか、そんな期待をしながら読んでいくが、上へ行くのは、とても難しい。
それでも試合にでないときは、線審をやったり、努力は怠らない。
最後は、そんな姿が監督の目に留まって試合に出るという形で終わっている。
勝負の世界の厳しさをつくづく教えされられる物語だ。

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