「春へ近づいてゆく」気配がして
夕方の陽が長くなると
冬至までは外気がオレンジ掛かって見えたのに
今では、薄桃色がかって見える
寒くて外気が肌にしみる
なのに
「春へ近づいてゆく」気配がして
これから季節は今より極寒を越えていく
わたしは希望と期待で、鼓動が高まる
いつも、わたし頑張ってるじゃん
正月より新しい自分になれそうなのが、春
新学期や新年度は、サラの靴をおろすのに似て
こころが脱皮できる
カジュアルな緊張感
その時が訪れるんだと
「どこを飛び跳ねようか」段違いに愉しい
一月、二月、三月
足首を回しアップして、砂場を柔らかく掘り起こす
春陽のころ
助走をつけた自分がなるだけ遠くへ、地面を蹴る
わたしが最高に表情を緩めるため