友達の基準。(何かの映画)
友人が映画を観た感想を言う
「こっちが友達と思っても
相手が友達じゃないと認定したら
その人は『友達がいない』と自己紹介する」
とても当たり前で
「そうだよね」
「多分、分かってないと思うから説明するね
友達の基準が高い人がいるのよ」
「それって、男友達と彼氏の違いみたいな?」
「う……ん、えっとね」
友人いわく
「友達の基準を
自分へ自己犠牲を厭わない
自分のワガママを何でも聞いてくれ
相手の自由を許さない人がいて
そこまで尽くす友達はいないでしょ
だから、友達がいないって言ってるのよ」
「なんそれ? 彼氏だって自己犠牲を払って
尽くすような人、居ないと思うよ
勉強や仕事、自分の時間が必要じゃん」
「普通はね、普通は相手も…と考えるでしょ?
自分も1人になりたい時がある
でも、自分は1人じゃイヤ
24時間、365日、いつも寄り添ってくれる人が
いいって人がいるの」
「で、友達がいないって言ってるの?」
「本当に物理的距離で周りに人がいない人や
仲間はずれにされている人もいるけど
『友達がいない=孤立』じゃない
『友達がいない=奴隷がいない』」
「友達=奴隷?」
「そうそう、人によってはね
…友達がいないって聞いたら、声をかけたりする
でもね、中には食虫植物みたいな人がいてね
すぐに同情しなくていいのよ
様子を見てからでも遅くない」
友人が観た映画のタイトルを忘れるほど
ぶっ飛んだ話を思い出した