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Photo by
hidemaro2005
摩擦や軋轢を生むためのマナー
あるテレビ番組を見ていたら
有名マナー講師がご飯を食べる前の挨拶を
「いただきます、頂戴いたします」と教えた
有名マナー講師に叱られる
女性番組スタッフが、萎縮していき
方言での強い物言いは、少し怖かった
わたしも「いただきます」と箸をつけそうで
新しく細かいマナーが、自分の負荷になりそうと
母に告げてみたら
「真面目に傾聴しなくていい」
マナーを細かく設定する
言い出しっぺはやらないんだから…が、母の見立て
母いわく
「人前で恥をかかせるのがマナー違反
あれはパワハラって弱い者イジメでしょう」
普段は物腰が柔らかい母の表情は厳しかった
マナーってなんだろうね
たまに、デタラメな敬語を耳にする
わたしは上司じゃないから、注意しない
相手の「丁寧に言葉を使う努力」を評価する
もとよりマナーは誰かが自己解釈により
語気を強めて主張するものではなく
自分の主義や意見を押し通し、支配したい欲の
自覚があって強制的な言い方になる
ただでさえ、人間関係は息苦しさを伴うのに
相手との摩擦や軋轢を生むためのマナーは
場を円滑に進めるには逆効果でしかないと思う