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「歳のせい」という病はない

歳をとると、トイレが近くなって当たり前とあきらめていましたが、「いや、そんなことないですよ」と鍼灸の先生にいわれました。


体の中を温める暖炉の役割を担うのは五臓の腎。腎は、年齢とともに弱ります。

腎の陽の気が少なくなっていくので、体は冷えます。暖炉の威力が弱くなるのでね。

だから陽をサポートすればいいのです。食材で。



今月の養生の目標は、

寒さで弱った腎をサポートしながら、体の中に陽の気を増やそうと意識していました。

一日一回は、必ず腎をサポートしお腹を温め、陽気を補う(補腎、温中、補陽)のものをとりました。

柚子胡椒や七味、酒粕、チャイ(カルダモン、クローブ、ジンジャー)など。ニラでタレをつくって湯豆腐やせいろ蒸しにかけてみたり。鶏肉やエビも積極的に摂るように。

今月の漢字は「陽」ってくらい?いつも頭のなかにありました。歳とともに減っていく貴重な「陽」です。

おかげで今までの冬に比べて、ずいぶんと過ごしやすく、トイレに行く回数も減り、夜中にトイレで起きることもなくなりました。

水分を控えればトイレに行かなくなる、というわけではなくて、体の中を温める熱が十分にあれば、水分も蒸発して体に溜まらないのでトイレ回数も減るのです。

毎日ではないけれど、ヨガもスタジオレッスンとお家ヨガと続けている。レッスン後は体の中はポカポカで血行もよくなる。

今年は寒さもあまりこたえない。体の中の暖炉の火が蘇ったか?

病院に行くと、検査であちこち悪いところを指摘されるから「歳のせいか」とあきらめてしまうけれど。

東洋医学では、根本の原因を教えてくれる。原因がわかれば、元に戻そうとがんばれる。

実際、気をつければ体はちゃんと戻るのだとわかった。あきらめるのはまだまだ。小さな不調は早く見つければすぐに解決できるのだから。




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ゆりのゆき@身体と心を整えます
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