料理で心も温かくなる
私は人生で、母と一緒に台所に立って料理をするという経験がない。
自営業だったので、母も仕事がかなり忙しかった。
だから、高校生や大学生の頃は
「何か作っておいて」と
言われることが多かった。
私も料理本を見るのが好きで、
本の通りに色々作ってみるのが楽しかった。
結婚してからも、本やネットのレシピを見ながら、
日々の料理を作っていた。
気づいたら、
レシピがないと味つけもできない。
料理もそんなに好きじゃない。
毎日のご飯作りが苦痛でしょうがない。
だから気分転換にと、
オンラインの料理講座を受講するようになった。
家にいながら、学べるのもいいけど、
家にいるのに、他の人と交流する
ちょっとした緊張感を味わえるのも新鮮。
料理の作り方だけでなく、
今まで知らなかった食材の豆知識や料理の手順などなど、細々と教えてもらえるのがありがたい。
そうか、料理は、その人ならではの細やかな工夫があって出来上がる一皿なんだな。
そして、そんな知識や工夫を自分で見つけ出せる人もいるけど、やはり、人から人へと伝えていくもの。
身近なところでは、母から娘へ。
私は母からは教わらなかったし、娘にも伝えていない。(娘はずっと一人暮らし。それなりに自分で作っているよう。)
先生のちょっとした声がけもあって、
「〇〇が出来上がる前に、今のうちに洗い物をして
場所を空けておいて。」
「炊き込みご飯は、炊飯器に入れっぱなしにしておくと
水分が出てびちゃびちゃになるから、早目に出しておいてね。」
まるで母親に言われてるかのような温もり。
母と一緒に料理をしてこなかった私には、
画面越しとはいえ、人と一緒に料理をするのが初めて。
心がほんわか温かくなる。
何だかやめられない、孤独な主婦の習いごと。
今日のお題は
「最近の仕事、学び」です。
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