寒さがこたえる年齢です【腎の養生】
厳しい寒さが続いています。
年々寒さに耐えられなくなったと感じておられるかたも多いと思います。
その通り。
体の中をあたためて暖炉となるのは、五臓の腎。
生命力の源である腎が体の中の気を集めて、血流を促して体を温めるよう働いています。
親から受けついだ生命力「先天の精」と飲食物から作られる「後天の精」から「腎精」という生命のエネルギーができています。
しかし、腎精のピークは女性で28歳。男性で32歳。
そこからは衰えて、弱っていきます。
女性だとわかりやすいお肌の曲がり角から、徐々に老化が始まります。
同時に、体を温める機能も落ちてきます。
30代、40代はまだ影響はないかもしれないけれど、50代になると寒くてたまりません。自分で体を温める力がダウンします。誰か暖炉にまきをくべてください。
さらにおじいちゃん、おばあちゃんになると、何枚着てるの?ってほど厚着しています。(私の祖母は寝る時に8枚くらい重ね着していました)
もはや自力で暖をとれなくなるのです。
10代、20代の子が素足でミニスカートを平気で履けるのも腎がおとらえていないから。
だけど、50代もおしゃれしたい。先日友人と集まりましたが、みんなぴらぴらのワンピースやスカート。夕方になると足元が冷える、冷える。みんなで反省。
日中に冷えすぎたせいで、夜もよく眠れませんでした。睡眠にも影響が出るほど寒さがこたえます。
50代は冷やしてはいけません(涙
冬の寒さ対策・腎の養生
腎は、年齢だけでなく、寒さでも弱ります。
いや、ちょっと待って、これ以上弱らないで。
腎をまもるために、体の内側からも外側からも温めます。
体を内側から温める食材。
にら、生姜、シナモン、鶏肉、ラム肉、エビ、鮭など。
腎を元気にする食材。
黒豆、黒ゴマ、黒キクラゲ、くるみ、栗、牡蠣など。
外側は三首を冷やさない。首、手首、足首。
首はマフラー。家の中でもネックウォーマー。ピタっとしたサイズのものがないので手作りしましたよ。
足首はレッグウォーマー。寝る時もかならず。
手首はアームウォーマー。今までは必要性を感じず使っていなかったけれど、最近つけてみると暖かくて感動。
寒くてブルっとならない。寝る時につけていると、明け方の寒気を感じない。布団から出ても体の温かさがキープされている、暖が逃げないから暖房なしでも動ける。
出かける時も外では手袋がわりに。屋内に入ると服の下にしのばせる。薄いのにポカポカで手放せません。
50代になると、体を冷やさないように。体調も崩すし、一気に老けます。
「やりすぎかな」って思うほどやって普通なのかもしれない。腎を守っていつまでも若々しくいましょう。
最後まで読んでいただいてありがとうございます。