『ZIPANG PUNK〜五右衛門ロック III』を大スクリーンで見て
前に、自宅で2度ほど見ている『ZIPANG PUNK〜五右衛門ロック III』。
その時に書いたnote記事はこちら。
今日は、初めて映画館の大スクリーンで見た。
やっぱり、自宅のテレビ画面で見るのと大スクリーンで見るのでは、全然違う。その興奮だけをしたためておこうと思う。なので、今日は短めに。
月曜日の午前中。シアターの席に着くと、ほぼ満席。ぐるっと見回すと、30代~50代と思われるご婦人ばかり。それも、おひとりで来ている方がほとんどのよう。私もそうだが。
きっとこの中には、私のように、春馬くんがいなくなったあの夏の日以降春馬くんにハマりここにいる、という方たちが少なからずいるだろう。そう思うと、同志のような仲間のようなそんな意識が湧いてくる。
この舞台の作家さんの中島かずきさんは、キャストが決まってからストーリーを決めていくそうで、パンフレットにはこんな風に書かれていた。
なるほど、これは、春馬君ありきで書かれた作品なのね。
道理で、この作品は春馬君を見せるための舞台だと思った。
話は横道に反れるけど、舞台で共演した女優さんたち、春馬くんのこと可愛くて仕方なかったろうな、なんて考える。舞台ってキャストさんたちが集まって、毎日部活のように練習するらしいけど、こんなにカッコよくて可愛い青年が、誰よりも一生懸命に練習してみるみる成長していくのをそばで見ていたら、愛しくてしょうがなかっただろうな、なんて考える。噂のあの女優さんだけでなく、ベテランの女優さんも舞踏少年探偵団のお姉さまがたも。そんな共演者の気持ちになって、春馬くんに恋焦がれてみる私。
話を戻して・・・
私がいつも見ている劇団四季のミュージカルでは、配役にシンガータイプとダンサータイプがあるように思う。例えば『ウェストサイド物語』ならトニーはシンガータイプの役者さんが、ベルナルドはダンサータイプの役者さんが配される。例えば『キャッツ』なら、ラムタムタガーはシンガータイプ、ミストフェリーズはダンサータイプの役者さん、というように。両方できる役者さんもいるけど、割とはっきり区分けされているように思う。
それを、この心九郎役は、シンガーもダンサーも兼ねて、そしてどちらとも難易度はかなりのレベル、さらには長台詞や演技など、要求されているものが多岐に渡っている。それを、弱冠22歳の春馬くんが、舞台経験3つ目にして、これほどまでにやってのけるとは!しかも、昼公演も夜公演もやり、さらに3か月もの長丁場をシングルキャストでやり抜けたとは!
改めて、恐れ入りました。尊敬します。
大スクリーンで見る、春馬くんの熱量は凄まじく、感情といわず内臓まで見せられているような迫力。見ているあいだ中鼓動は高鳴り、春馬くんに完全に徹底的に完膚なきまで(?)魅了された。
スクリーンで見てこんなに凄い(語彙力が欲しい・・・)のだから、実物の舞台を見てたら・・・もし、リアルタイムで舞台を見ることができていたなら、一瞬にして舞台人としての春馬くんの虜になったんだろうな。なんで、当時知らなかったんだろう。
見終わってから、感動と興奮と愛しさと、当時知らなかったという悔しさ、そしてやっぱりもういないという寂しさと悲しさと、いろんな感情が激流を起こしていて、私は混乱していた。
シアターから出ていくご婦人たちの誰かを捕まえて、この熱い想いを語り合いたい衝動に駆られたけど、勇気が出ずそのまま帰宅。
今日になっても興奮は冷めやらず。
近いうち、もう一回見に行こう。