自家製サラダチキンを作る〜材料が冷蔵庫の中で待ち構えていた
土曜日、冷蔵庫の中に鶏の胸肉があった。土日は私が作るので、妻が買ったこの食材が使われる予定はない。冷凍した方が良いのではないかと、妻に「冷蔵庫に鶏肉入っているよ」とリマインドすると、「あぁ、サラダチキン作ってもらおうと思って買っといた」。私が「えっ」と反応すると、「だって、簡単に出来るって言ってたじゃない」。私は、YesともNoとも応えなかった。
確かに、週末気がむくとサラダチキンを作って保存しておいた。月曜日以降、妻は様々な形で利用する。それはあくまでも私の主体的な行動であって、食材と共にリクエストされることは想定していない。
日曜日、午前中はジムに行き、ランチ時に帰宅する。妻は所用で外出。鶏肉が冷凍されていなければ、サラダチキン作るかと思って冷蔵庫を開けると、果たして前日と同じ状態で鶏はいた。
気になったレシピは写真に撮って保存するのだが、サラダチキンは川津幸子さんという方のもの。本当に簡単で、かつ美味しいので重宝している。ネット配信雑誌からスクリーンショットしたスクラップで、出所が不明だったのだが、同じものが「クロワッサンONLINE」にあった。
基本はこの通りだが、もっとテキトーである。
沢山作っても食べきれないので、胸肉は1枚。片栗粉をまぶすと、本文には書かれているが使わない。少し強めに塩コショウするだけ。
深めのフライパンに水をはり、塩と顆粒の鶏がらスープを適当に入れる。火をつけ沸騰したら鶏肉を投入し蓋をする。タイマーを2分にセット。肉がお湯に浸りきっていない場合は、1分たったところで裏返す。そうして2分経過したら火を止め、蓋をしたまま30分放置。これだけである。
30分したら蓋を取り、熱が取れたら茹で汁と共に保存容器に。私はフォーサを使い、真空保存するので、結構日持ちする。
茹で汁が余るので、これはまた料理に使う。味を整え野菜などを入れてスープにするもよし。この日は、この茹で汁を使って菜の花と油揚げを入れて煮浸し風にして一品作った。
肝心の鶏肉だが、低温加熱しているのでしっとりと仕上がり、コンビニなどで売っている加工肉的な風味は当然ない。サラダにトッピング、パスタ、ラーメン、何にでも使える。
ミツカン「金のゴマだれ」で棒棒鶏、ポン酢とラー油を合わせたタレも良い。工夫は無限大である。
結局、妻にのせられて作っていたのだった