バリー・ソネンフェルド監督『メン・イン・ブラック』1〜3
大好きな映画シリーズ。
1→2→3→1→2→3の順で延々と観られます。
一体何周したか分からないくらい大好き。
少なくとも50周はした気がします。
今朝も1を観たので、せっかくだから記事にしてみたいと思います。
※注意
以下の文は、結末までは明かしませんが、ネタバレを含みます。
夜でもサングラスをかけている方をたまに見かけますよね?
わたしは「きっとお体の都合なのだろうな」と想像してきましたが、わたしはこの映画を初めて観た時から、昼夜問わずサングラスをしている方を見かけると、「もしやMIBのメンバー!?」という妄想も出来るようになりました。
どんだけ映画に影響されてんだ? というツッコミがどこからか聞こえてきそうですが。
そんな妄想が出来るくらい、ハマっちゃう映画なのです。
実は地球にはエイリアンがたくさん居て、地球人に紛れ込んで暮らしているので、秘密組織MIB(Men In Black)はエイリアンたちによって治安が乱れないよう日々戦っている…というストーリー。
地球人がエイリアンの存在に気づいてしまったり、MIBの捜査官と深く関わってしまったら、ニューラライザーという機械がピカッ!🌟と光って、地球人は記憶を消されてしまいます。
MIBの捜査官K(ケビン)とJ(ジェームズ)は最高にクールだし、ほとんどのエイリアンが妙にキモ可愛いし、バリー・ソネンフェルド監督作品ならではの変テコだけど居心地の良い世界観がたまりません。
特にわたしが好きなのは2に出てくるコインロッカー国のエイリアンたち。
妙に可愛い。
変だけど。
あのシーンばかり繰り返し再生したくなります。
「もしもわたしの職場のロッカーに彼らが住みついたら、Apple WatchとTカード(もう使っていない)をご神体として預けようかな? …いや待て、Apple Watchはやめておこう」なんて妄想も楽しめるからです。
また、シリーズを通して気の強い感じのお姉さんたちも出てくるので目の保養にもなります。
ただし3では谷間大サービスのお姉さんはさっさと退場させられてしまいます、残念。
1に出てくるお姉さんは特に脚が綺麗。
Mっ気のある方には2のお姉さんを観ることをお勧めします。
ドSな美女エイリアンがビシッと鞭をふるうからです。
鞭どころかありとあらゆる暴力をふるいます。
M男さん必見!
さて、捜査官たちは本名や経歴や指紋などを消去されてもなお命がけで職務に励み、地球を救い続けています。
捜査官たちは、誰かと親しくなれそうになっても、自分に関する記憶を相手から消さなければなりません。
また、たとえMIBの仲間同士であっても、本名を呼び合うことはありません。
「K」「J」「Z」「O」などのアルファベット1文字で呼び合うだけ。
なんだか寂しいですね…。
J自身もこうぼやいています、
と。
このセリフがまさか『メン・イン・ブラック3』の結末への伏線になろうとは!
3の結末では、ある重要な人物が登場します。
その人物は地球を救いました。
英雄です。
しかし、皆から英雄として賞賛されることはありません。
その人物は地球を救ったせいで命を落としましたが、その死の真実は、家族にすら明かされません…。
けれど、だからといってその人物の行いが無になるわけではありません。
たとえ皆から賞賛されなくても、その人物は間違いなく英雄です。
この映画の外の現実世界でも毎日色んな方たちが働き続けていますよね。
その方たち全員が皆から讃えられるわけではないし、仕事をする中で悔しい思いをすることも多々あるでしょう。
が、もしもその方たちが居なければ、世界は今みたいには回っていきません。
働いてくれる人がいなければ、わたしたちはありとあらゆることに困ってしまいます。
そんなことも考えさせてくれる映画です。
また、この映画の1で、Kは時折夜空を見上げていました。
Kはその星々がエイリアンたちの故郷だから見つめているのかもしれないし、殉職したり引退していった仲間たちや色んな事件の巻き添えになって死んだ地球人やエイリアンのことを考えているのかもしれないし、ただ純粋に星々が美しいから見つめているのかもしれないし、或いは夜空を見上げているこの瞬間も世界中で働いている密かな英雄たちを星々と重ねて見ているのかもしれません。
この映画を観る度に、そうやって色んな想像が膨らんでいきます。
わたしも今夜はKのように夜空を見上げて、Kが星をなぜ見つめるのかについて想像したいと思います。
そしてもしも星を見つめているうちにエイリアンがやって来たら、友達になりたいです。
エイリアンに接触したら、MIBに記憶を消されちゃうかもしれませんけれど。