本屋フォッグの活動報告:2024年2月前半
こんにちは。小さな書店「本屋フォッグ」の店主・イイムラです。
noteには、店舗を持つ本屋になるまでにしたこと、考えたことを書いています。
私が何者かについてはこちらの記事を読んでいただけたら嬉しいです。
この記事の内容:2月前半にやったこと
週2日、店番に入る
木曜・土曜を中心に、週2日ほど店番に入ることが定番になった。
店番を通して、他の函店主のかたと知り合いになる。
「本の長屋」のクラウドファンディングから参加している人たちは、長屋の歴史を知っている。それを漏れ聞くのが面白い。
「あ、あの本が売れたか!」「これ、なかなか売れないなあ。かなり安くしてるのに」のような言葉も聞こえてくる。
棚貸しとは言え、本を売っている色々な人が集まる場所って、やっぱり珍しいのではないか。
お客さんと話し込むこともある。話題は色々。
コンビニに売っているおつまみの話から、ガザの話まで。
コンビニのおつまみくらいの身近さで、ガザに関する本を買える場所になったら良い。
これは僕の希望的観測でしかないけれど、店番に入ってお客さんに話しかけられることで、自分は「話しかけても嫌なことは言わなそう」くらいには思ってもらえる人なのかなと感じることができた。自分も店の一部だから、そういうことも考えていきたい。
「本屋フォッグ」「本の長屋」SNSで発信
ほぼ毎日「本屋フォッグ」のSNSでお知らせを出すようにした。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
本屋フォッグのSNS
X(Twitter)はこちら、Instagramはこちら。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
フォローしてくれる人や、お知らせをリポストしてくれる人も増えてきた。
人気の書店や出版社のSNSを参考にしつつも、自分らしい発信の仕方を目指したい。
例えば、函店主の『ドンベーブックス』さんのXは、人柄や話し方も伝わる個性があると思う。
この人のところで本を買いたい!と思われるSNSってどういうのだろう?
店番に入ってるときは「本の長屋」のXでも発信させてもらっている。
「本の長屋」全体で起こっている大きめのムーブメントに関わるような感じで、個(自分の店)と全体(長屋)から出る情報の違いも、自然と意識するようになった。これについても、いつか書きたい。
通販の壁
本の長屋もネット販売できるといいよね~という話をしていた矢先、
ちょうど仕入れた新刊について「近所で品薄なので通販してもらえないか」というお問い合わせをいただいた。
ECサイトを通した販売ではないから、在庫確認、送料確認、支払い方法の確認……と個別でやりとりすることになった。
結果的に、本体価格+送料+支払い手数料の合計が高くなり、ご丁寧な文面でキャンセルのメッセージを送っていただいた。もっと明確に、金額や手続きについてお知らせできれば、お客さんをやきもきさせずに済んだかもしれない。新たな課題ができた。
……我ながら、独立開業を目指しているにしては、あまりにも素朴すぎる試行錯誤だ。こんなんで良いんだろうか?