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適応障害 人生どん底

適応障害になった。平たい言葉で言うと、こういった表現になる。

2年前、外で人と食事をすると気分が悪くなるようになったのをきっかけに、さまざまな場面で、吐き気がして、動悸がして、そして呼吸の仕方がわからなくなるようになった。その時間は自分の手の甲を血が滲むまで爪でつねり、思い過ごしだ、気を紛らわそう、と尽力した。
どうしても無理になったらトイレへと駆け込む。落ち着いたのも束の間、戻ればまた元通り。それどころか、必殺技を使ってしまった私は、逃げ場を失い、瀕死状態に陥る。

こうして始まった私の戦いは、どんどんと戦地を広げていき、ついには寝ているとき以外全ての時間が戦時中となった。家に1人ならまだ耐えられるが、一歩外に出て、人と関わろうものなら猛烈な恐怖と吐き気に襲われる。

そんな日々を過ごしていくと、何もしていないときには必ず涙が流れるようになった。自分の弱さへの不甲斐なさと将来への不安からなのだろうか。私の気持ちは今、私にはわからない。

ここに、前を向けるようになるまでの軌跡を残そうと思う。

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