ダイヤモンドの「照り」とはなんだ?
ダイヤモンドはカットが命ですが「照り」も命!
先日仕入れをしたダイヤモンドですが、凄く輝いています。よく輝く事を「照り」と言います。凄く照りが良いダイヤモンドです。
この「照り」とは説明が難しいのですが「ツヤ」と言うのか誤解を恐れず簡単に言うと、
「くすんでいなくてスキッとしている」
という表現が正しいかと思います。実際に見ないと分かりにくいですし、実際に並べて比べると同じグレードでも輝きが違っていて一際輝いて見えるんです。
このダイヤモンドグレードはI1のクラリティでカットはGoodです。しかし、それ以上の輝きがあります。こういった石を仕入れるには場数を踏むしかありません。
カットという輝きに直接繋がるグレードはもちろん重要ですが、それだけではなく肉眼で本当の輝きも判断しています。
よく、グレードだけで見ていると思われがちですが、意外と奥が深いのです。
ダイヤモンドはグレードに惑わされると絶対に失敗します
お店で購入する時はグレードが重視されますが、プロである業者さんなどは決してそれだけで判断せず、実際に肉眼で見て次にルーペを使ってダイヤモンドの傷やカーボンを見て、最終的に照りがあるのかという事を見て仕入れをします。
ダイヤモンドのグレードは、ダイヤモンドの品質のみを表しており、美しさや輝きなどの重要な要素を考慮していません。
同じグレードのダイヤモンドでも、見た目が異なる場合がありますし、グレードだけでなく実際に目で見て評価することが重要です。
ダイヤモンドは、実際に見ることで、その輝きや美しさが1番分かります。
グレードだけに惑わされて、実際に目で見て評価しないと失敗する可能性があります。
「照り」という輝きというか「艶」はグレードに関係ありません
カラーよりもクラリティで示される傷の場所や大きさも重要なのでそういった事も考えながら仕入れをします。
そうした事を重視していくと、最終的にグレードよりも照りがある方が売れるのです。
どんな宝石でも照りが大事です
これはダイヤモンドに限らずカラーストーンについても同じなのです。結局グレードに惑わされず実際の見た目で判断する事が重要なのです。
ダイヤモンドに限らず宝石の奥が深いと言われるのはこういった理由があるんですね。
ダイヤモンドを見る時の大事な点
お店で見る時の一番良い方法は、
実際に目で見てみる。
虫眼鏡でも良いし、ルーペを借りて見てみる。
お店の照明だけではなく、外の光で見てみる。
これが大事な点です。基本は自分の目で見てみる事が一番大事です。グレードなんてただの基準だと思う事が大切です。
それから、お店の照明だけじゃなくて太陽の下で見る事も大事です。
お店の照明というのは商品をよく見せる為の照明なので凄く綺麗に見えるんですよ。
でも、実際に購入して見る場合は家の照明や外の光ですよね。その場所で一番見る機会が多いのでそういった所で見てみる事が一番いい訳です。
そうすると、お店で見る以上に色んな事が分かります。
艶のある宝石は太陽光で良く光りますよ
ボクが選ぶのは基本「照り」やカット重視ですが、ダイヤモンド屋さんもボクの好みを分かっていてそういったダイヤを勧めてくれます。信頼しているんで変な石は持ってきませんけどね。
他の宝石でも同じです。ルーペだけに頼らずに肉眼で色々な角度から見て決めます。いっぱいの石を見ない事には照りって事が分かりませんが、照りがある石はだいたい他の石とは違うのでだんだんと分かってくると思います。
プロとして良い石を見ないといけないし、それが信用に繋がるので手を抜く訳にはいきません。
どんなジュエリーでも構わないので、実際に見る機会があればそうやって選んで欲しいですね(^^)
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