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口から出たら最後
いや、中身はトリスなんですけどね😅
パーカー騒動ってのが起きてるようですね。最初にこれに対するスタンスを明確にしておくと「どっちもどっちだよ」です。雑にまとめると、
「思ったことを言った人がいる」→「これに反論した人がいる」→「ささいなことに反論するなと反論した人がいる」→「またこれに反論した人がいる」という、実にどうでもいい話なのですが、本日はこれについて。
日本国憲法では、
第十九条 思想及び良心の自由は、これを侵してはならない。
第二十一条 集会、結社及び言論、出版その他一切の表現の自由は、これを保障する。
何を考えてもいいし、何を表現してもいいとなっていますが、この2つの間には、エベレストのような高い山か、マリアナ海溝のような深い溝があるように思っています(憲法学的な解釈は知りません。日常生活のレベルでの話)。誰かが私を見て「デブじゃねえけど、チビでハゲだな」と思うのは自由です。私はもちろん、だれにも止められないです。「意外とイケメンかも」などと事実に反することを思われても、それも止められないし止めないし。
けど、それを口に出したり文章にしたりすることには、それなりの責任が伴うわけですよ。面と向かって「チビ! ハゲ!」って言われたら喧嘩になるし、「イケメン!」って言われたらこっちはとんでもない勘違いをしてストーカーになるかもしれないわけで。
「パーカーが似合わない年齢層の人がいる」と思うのは自由。しかしそれを口に出した以上、何らかの反論も受け入れる責任が同時に生じたわけで「反論するな」などという反論は成立しないと思うのです。最初の意見に反論した人の反論の仕方もまた、表現の自由をはき違えて生き続けているような人たちなので同じ穴のムジナって感じです。
「おまえんち、おっばけやーしきー!」って思ってもいいけど、口に出したらかわいいさつきちゃんと友達になるのが難しくなるんだよ、勘太。
「となりのトトロ」のこのシーンと、ビートルズのこの曲、続けるとぴったりくるように思うんですが、いかがでしょうか。順番に再生してみてください。