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ほのじ介護録/余命3カ月の父とわたしの場合
2022年3月1日 12:19
雪が降るかもしれない…そんなことを気にしながら、お墓探しの日程を決めていた。それだというのに、当日になってみたらパッと晴れて、絶好のお墓見学日和になった。疲れは涙となって姉と会うのは葬儀後の後片付け以来だったか…父が死んだ日、介護疲れのピークを迎えていたわたしは、家族のことを気遣う余裕なんてない程に心がズタズタだった。数十年来、姉とけんかなんかしたことがなかったのに、父が亡くなった日から数
2022年2月27日 13:47
期限付きの納骨堂期限付き…つまり、時期が来たらお骨を合祀しますよ~というもの。永代供養してくれる納骨堂ももちろんあるが、わたしが資料を取り寄せした納骨堂は十三回忌、十七回忌の節目で期限を迎えることになる。料金はもちろん十三回忌で合祀の方がお安い。人の生き死にに商売っ気が見え隠れするのは少々うんざりしてしまうが、仕方のないこと。むしろ、遠くに住む姉とわたしの十数年後を思えば…(還暦を迎えるか迎え
2022年2月26日 11:14
#1でお墓探しの旅 、つづく。なんて書いてみたけれど、第一候補のお墓を1時間足らずで契約できたので、【お墓探しの旅】は短い短い旅で終わってしまった。良いところとご縁があったのは良かったのだけれど、noteに旅の途中を綴りたい気持ちもあった。だから、【お墓探しの旅】というタイトルからは少し逸れて、見学したときのこととか契約とか、納骨までの経過を少し書いておこうと思う。お墓を買う経験なんて、たぶん
2022年2月21日 15:37
父が亡くなって、2カ月足らず。お墓探しの旅に出る前日、部屋のフレグランスを買いに行くことにした。どうやら、わたしの心にも余裕が出てきたようだ。フランスとイギリスのフレグランスオイルを扱っている専門店。特別目当てのものがあったわけではなかったが、フレグランスの専門店に当てもなく入るなんで、それだけで気分が良い。リビングに合いそうなグリーンティの香りのフレグランスオイルを1つ買って、いくつか気に入
2022年2月19日 08:25
父が亡くなって1カ月と少し。このところ、わたしの携帯の着信履歴は葬儀屋、墓石屋、不動産屋のBIG3が占めている。葬儀を終えて、諸々費用の振り込みも終えて、領収書を受け取ったので葬儀屋からの連絡はこれで終わるだろう。しかし、どういうわけだか個人情報というのは筒抜けのようで。葬儀の後、色々なところから電話がかかってくるようになった。まぁ、お墓探しているから良いのだけれど。いよいよお墓探しの
2022年2月18日 12:08
年明けに亡くなった父の遺骨はリビングに鎮座したままだ。間もなく四十九日を迎えるというのに、お墓も決まっていない。次男坊で信心深くない父。まだまだ現役でお酒も飲むつもりでいたのだろう。お墓の話なんてしたことがなかった。いやいや、いくらなんでも80手前だったんだから、お墓の話くらいしておくべきだった。いくらなんでも。でも、どんな形の、どんな場所が良いのだろう。さっぱりわからない。今わたしを