【絵日記】ジーンズ、飛んでゆく
先日の夕方、朝に干した洗濯物を取り込んでいると、私のお気に入りのジーンズだけが見当たりません。
タオルならともかく重さのあるジーンズ。それに、その日は風が強いと分かっていたのでしっかり洗濯バサミで留めたはずです。それなのに、どこにもありません。
今の住まいはマンションの三階です。もしかして下に落ちたのかと思い、階下を覗いてみると…だいぶ離れた一階の庭に何かを発見。暗くなり始めていましたが、目を凝らすと多分あれはジーンズ。
幸い落ちていたのは共有部分だったので、フェンスをよじ登れば回収できそうだったのですが、ちょうどその時、強風に加えてみぞれが降ってきました。暗くて悪天候の中、高いフェンスを登る自信はありません。それに不審者と間違われるかもしれないという不安もよぎり、結局朝に取りに行くことに。
そして迎えた早朝、念のため夫も連れてさっそくジーンズを回収しに行きました。フェンスをよじ登るなんていつぶりでしょうか。子どもの頃を思い出しなんだかワクワクしつつ、無事怪我をすることなくジーンズをゲットすることができました。
しかしながら、一晩野ざらしにされたジーンズは凍ってカチカチに。さらに枯れ木が生い茂る共有部分の庭では植物の「ひっつき虫」が大量発生していたようで、上着もズボンも靴までもひっつき虫だらけ。
凍ったジーンズを片手に、全身ひっつき虫まみれの姿はもう完全な不審者。近所の人に誰にも会わなかったのが不幸中の幸いでした。
そして肝心の洗濯バサミですが、ちゃんとジーンズにくっついていました。挟み方が甘かったのでしょうか。自分のいい加減さにちょっとげんなりしましたが、こうしてネタにして昇華することにします。
とにもかくにも、ジーンズが無事でよかった〜