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新学期、新生活…。

この一週間ほど、毎日すごく疲れていました。

気持ちの面で特に疲れていたように感じていましたが、土曜日の朝目が覚めると、体中がバキバキと痛く、ああ、体もとても疲れていたんだなと気がつきました。



大きな環境の変化があって、自分が想像していたよりも遥かに超えてダメージを受けていたようです。

三月と、四月は、時間はただ繋がっているようでいて、実生活には大きな区切りがありますよね。


今日は、私の職業にまつわる、新生活のいろいろを書きたいと思います。



私の勤務先は保育園です。
毎年のことですが、3月末から4月中旬ころまでは本当に大変です。

まず、新年度の準備が山ほどあります。

自分自身の配属先が変わります。

クラスは複数人で担当するため、一緒に組む職員が誰なのか、その人とは気が合うのか、はたまた、仕事のペースが合うのか、など、お互いに歩調を合わせられるようになるのに少し(場合によってはかなり)時間もかかります。

主になる先生によって、やり方が変わる部分もあります。

配属された部屋の、物の置き場所や生活の流れ、大きなことから細かいことまで、ありとあらゆることに順応する必要があります。

それに加えて1番大きな変化といえば、お預かりするお子さん(メンバー)が完全に入れ替わることです。

もちろん、前年度の学年を持ち上がる事もありますが、多くは違う学年に行きます。

新入園のお子さんはどの学年にもいらっしゃいます。
初めての集団生活や、転園などで、一日泣いて過ごすお子さんも…。

そういう、環境の変化を、毎年毎年、繰り返しています。

今年度は園の運営体制がガラリと変わり、それに順応する必要もありました。
また、仲の良かった職員の方が退職なさったりもして、まだまだ落ち着かない日々を送っています。




お子さんを預ける側の保護者の方も、期待とともに不安や心配などがあるかと思います。

ですから、少しでも安心していただけるように、そして何よりお子さんたちには笑顔で「楽しかった」と帰ってもらえるように、私たちは精一杯毎日を過ごしています。


そんなこんなで、かなり張り詰めた時間をずっと過ごしていました。

昨年度よりも受け持ちクラスの学年が下がって、今のクラスは二歳児さんです。まだついこの前まで一歳だったお子さんもいらっしゃいます。

国で定められた受け持ち人数は、二歳児六名に対して、保育士一名なのですが、しっかり生活のペースを掴むまでは、なかなかハードな人数設定だと思います。

どうにもならない時はフリー保育士が補助に入ったりもしますが、とにかく、大人も子どもも慣れていなくて、訳がわからなくて、てんやわんやです。



私がこうして心も体も疲れたなぁって思っているように、お預かりしているお子さんたちもきっと、疲れたなぁって思っているだろうと思います。



新生活は、期待や希望、ドキドキワクワクに溢れていて、頑張りたい気持ちもいっぱいあるかも知れません。

でも、知らず知らずに頑張りすぎてしまっていることも、きっと、あると思います。

学校とかだと、最初が肝心!とか、スタートダッシュだ!!とか、勢いよく頑張る姿が認められがちかも知れません。

でも、ちょっと立ち止まって休憩したり、心と体を緩めたり、道草するくらいが、ホントはちょうどいいんじゃないかなと、ふと思いました。




我が家のさまざまな状況を全部ひっくるめて、今の勤務時間が私にとってはギリギリだと思っています。
朝9時から夕方4時半まで。

でも、周りを見渡すと、みんなもっと長く働いています。
離婚してすぐの時には、私ももっと長く働いていたのですが、ちょっと無理だな、シンドイなっていうのを繰り返すうちに、だんだん短くしていって、今の時間で落ち着いています。

みんなは逆なんですよね。
短時間から初めて、だんだん長くしていっています。気付けば、私の勤務時間を、たくさんの方に追い越されていました。

それで私は今、すごく自分のことを、役に立たない人みたいに感じてしまって、余計に疲れているのだと思います。

みんなより遅く来て、みんなより先に帰る自分を、ずっと責めています。

たいして役に立っていない自分が辛いのだと思います。

みんなみたいに、出来るようになりたいなぁと、情けなくなったりもします。

でも、自分を振り返ってみると、毎日ドタバタで子どもを学校へ送り出し、出勤するだけで十分疲れてしまっています。

仕事の後は、学童保育に三男を迎えに行って、途中スーパーに行くこともあるし、習い事の日もあり、夕飯やらなんやらを終えたら、意識が無くなっている日もたくさんあります。

は!!!!

と目が覚めると22時過ぎていたりして。

みんなが普通に出来ることが、私にはなんでこんなにしんどくて大変なんだろうなぁと、毎日毎日、思っています。


でも、だからこその短時間勤務です。

みんなは出来ていてすごいし、憧れます。だけど、同じことをやろうとしたら、確実に私は体と心を壊すのです。

ひとり親家庭で、3人の子を育てるためには、本当はもっとお金が必要です。
それでも、私が倒れたら、収入ゼロになってしまうので、倒れなさそうなギリギリのところで、何とか保っているという訳です。


新生活が始まったみなさん、それを支える家族のみなさん、みんな、みんな、本当におつかれさまです。

ちょっとだけ、ペースを緩めて、心も体も元気に過ごせますように。

あれよあれよと花びらは降っていきました。
また来年の桜の季節を楽しみにしたいと思います。


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