【宇宙の天気予報】乙女座下弦の月~次のステージへ向かうために受け取る、宇宙からの卒業証書~
こんにちは。
早いもので、今年もあと半月となりました。
今回の乙女座の下弦の月は
12/22の冬至を迎えるまでの、最後の調整期間。
今年の冬至は、心機一転
勢いよくスタートを切るようなパワフルなチャート。
そのための準備段階、最終確認のタイミングともいえそうです。
⁑乙女座下弦の月とは
12月16日 17:57頃
乙女座で下弦の月を迎えます。
下弦の月は“収穫”をあらわします。
満月で実った結果を刈り取り、
自らの生命を他者に与えることで、
他者がその生命を受け継ぎ、命の循環を生み出します。
また、下弦の月は“意識の危機”とも呼ばれる時期。
月(無意識)と太陽(意識)との間に葛藤が生まれ、
「自分の人生はこれでいいのか」と
自問自答するような感情が芽生えることも。
心の中で、人生の一部に
ひとつの決着をつける動きが働くので、
これまでを振り返り、見直す作業を取り入れると良いでしょう。
下弦の月は、新月に向けて
月が欠けていくフェーズなので、
月のリズムがブレーキのような役目を果たします。
今回は、乙女座で起こる下弦の月ですので
より無駄なものをそぎ落としていく作用が強まります。
ちょとしたことが気になったり
あれもこれもと手一杯になりやすいので
スケジュールに余裕をもたせたり
ゆったりと落ち着ける時間をとりましょう。
目の前のことに集中すること、そして
自分を丁寧に扱うこと。
自分の心と身体にしっかりとフォーカスし
微調整を図るための“余白”を、乙女座の月は求めています。
⁑乙女座下弦の月チャート解説
上弦の月や下弦の月では
必ず月と太陽がスクエア(90度)という
葛藤や手放しをあらわす配置を作ります。
今回の下弦の月は、その配置に魚座の海王星が絡み、
天空にTスクエアという三角形を描いています。
数日前から、眠気、気分の低下、
未来に対しての漠然とした不安などが芽生えたかもしれませんが、
それは海王星からの影響。
魚座の海王星が、心の拠り所をあらわすICに
乗っている乙女座の月と向かい合うことで、
心の奥の深層心理を照らしています。
過去のとある体験が蘇ってきたり
あの時のあの出来事がいまの自分を支えている、という感覚が
ふと湧き上がってくるかもしれません。
いまの自分が自分であるという「ルーツ」をたどったり
自分を形作るきっかけとなった「源」を思い出すことで、
自分の心の基盤を見つめなおすきっかけとなりそうです。
それは、自分という大きな樹の根っこ。
目には見えないけれど、大地に根を張り、
しっかりと自立するための大事な基盤です。
「ルーツをたどる」ということがピンとこないかもしれませんが、
それは、家族との何気ない会話や
大掃除をしている最中ふと見返した過去の手帳や日記
1年間の振り返りをしたときに思い出した出来事などが
ヒントとなる場合もあります。
普段頻繁に思い出すことはなくとも、
表には見えない部分で支えとなっている出来事や
きっかけがあるはずです。
そのルーツを再確認することで、
自分はこれでいいんだ、大丈夫なんだと
安心感を取り戻すこともできるでしょう。
山羊座の冥王星が、魚座の海王星・木星と乙女座の月とで「調停」の配置をとっています。
この調停は、Tスクエアの葛藤をゆるめる作用として働きます。
心が揺らぐなかでも、
より自分にとって本質的であるものや、
魂が望むことであることを選び取っていくことが求められます。
なかには、このタイミングで
現状を根底からひっくり返すようなリスクをとってでも
獲得したいものが見つかる人もいるかもしれません。
山羊座の冥王星は、その場凌ぎのもの、
簡単に壊れてしまうものには
容赦なくゼロに戻してくるのです。
⁑MCに重なる木星と、DCに重なる水星
今回のチャートでは、
MCに木星が重なる豊かな配置。
MCは、社会的な面での集合意識にかかわる感受点。
主に仕事面ではやるべきことが増えそうですが、
社会的な評価が拡大し、注目されるタイミングです。
今まで準備してきたことを思い切って
社会へ表現していくことで、多くの実りが受け取れそうです。
また、ディセンダントにのる山羊座の水星が
牡牛座の天王星と手を取り合っています。
ある人との出会いによって自分の考え方が変わったり、
新しい思考をもたらすような出会いがありそうです。
師やリーダー・先生といったような存在との出会いがきっかけとなり、
この方向性でいこう!と道が決まるようなことが起こるかもしれません。
⁑サビアン度数からみる下弦の月チャート
月と太陽のサビアン度数は25度。
25度は完成した結晶をあらわす度数。
サイン独自の完成度としてのピークを迎え、
能力や才能を発揮していきます。
月のサビアンシンボルは
「半旗として掲げられた旗」
半旗とは慶弔を示し、
死や引き際を意識することをあらわしています。
美しい引き際を目指して準備し、
より高度な世界に赴くために、経歴を完成させていきます。
太陽のサビアンシンボルは
「玩具の馬に乗っている小太りの少年」
内面の豊かさを追求することや、
成長に必要な人生の様々なケースを模倣的に体験することを通して、
ダイナミックな創造活動をすることをあらわします。
今回の下弦の月が、このサビアン度数で起こるということは、
ある一つのものを完成し、完了させ、
勢いよくスタートを迎える準備を促していると感じました。
何を完成させるのか。
それは自分に問うことで分かるでしょう。
始まりを迎える前の、自分の心の中でひっそりと
執り行われる儀式としての「終わり」
それは、宇宙から与えられた卒業証書。
その卒業証書は、冬至からの始まりへとつなぐ
バトンのような役割を果たしていきます。
寂しさや焦燥の感情もあるけれど
その感情に、喜びや感謝、温かい思いを一緒に添えて
先に進まなくてはならない時もあるのです。
⁑木星魚座期の最終局面
現在、魚座の木星は29度。
12/20には木星が牡羊座に入りますので
新しいフェーズへ向かう最終段階を迎えています。
新しい世界へ固い意志をもって飛び込むための
心と身体の準備を促しています。
自分の根底の憧れや熱意を大胆に実行する勇気。
海王星と月が向き合っていますので
「あなたはどうなの?用意はいい?」
と意識の深い部分を照らしてきています。
また、今回のチャートは、どことなくタロットカードの
「DEATH」を彷彿させます。
イラストの印象でびっくりしてしまうこともありますが
まったく怖いカードではありません。
このカードは“終わらなければ始まらない”という
メッセージを含んでいます。
⁑乙女座下弦の月のお守りアロマ
これから世の中はますます不確定な状況に突入していきます。
これで絶対大丈夫!という確信や確定はない世界となるでしょう。
常に揺らぎ、流されるなかでも、その場の状況にあわせて
冷静に判断していくことが求められます。
不確実のなかでも足元を固めていく。
現実のなかでも輝く理想を抱いて突き進む。
そんな自分を勇気づけ、後押ししてくれる
ブレンドを考案してみました。
*マージョラム
*メリッサ
*ベルガモット
*グレープフルーツ
*ベチバー
*ブラックペッパー
今週末は冷え込む地域が多いようです。
温かくしてお過ごしください・・・☆