ぼちぼち
※ 画像は 歌川国芳/メトロポリタン美術館 さまより拝借致しました。ありがとうございます。
さて、年度末/年度初めの慌ただしさを漸くぬけた感じ。この、一寸の凪の時間を味わおうではないか! 僅かな隙に息継ぎをする、遠泳の選手みたいに。最近益々、自分は普通なんだなとおもうようになって来ています。ああ、普通。平凡やなあ、でもどこかでひとより秀でていたいなんて思っていたりもして、案外めんどくさい。
それよりも、もうすこし謙虚な、そういう位置に居る自分もあって、それはそれでいて、ぼちぼちと快い。いまこの時をたのしまないとな。有り難い、棚からぼた餅?うん?いやいや、私なりにそれなりに、頑張ったご褒美のようなものですよ、きっと。
河合隼雄先生は、私(自分)ってものを考えるときに、私(I)ってものを考えるありかたと、「関係性」からなる捉え方と両方あって、それでよろしいんじゃないかと仰ってたが、この「俺が決めて、行動するぜ」っていう私(I)の働きと、はい、私は周囲のものに支えられて生きてます、この並立が、ひとなんじゃないかなと思う。俺が俺がだけでもすすまない、でも、周りに感謝してばかりだとそれも、いまいち足りないよね。
だから、自分はいま、その並立がうまいこと、調っているのだと、そう思うぜ。
さて、本の紹介を。
なんかふと、読みたくなったな。なぜかしら。デリダもまだ読みきってないのに。ギリシャって、東と西の接点であり、接点ってのはいつだって、豊かなものを含む。