【適応障害になった大学生】 今日もここで生きてるよ。
「原爆ドーム」
ここは私にとって少し特別な場所。
別に広島出身ではないのだけれど、放浪しがちな私が
何度も足を運んでいる珍しい場所。
いろんなことを考えさせられる。
手を合わせて目をつぶる。
どうか安らかにお眠りくださいという気持ちと、今なお平和が達成されたことのないことへの懺悔が入り混じる。
今も戦禍の中にいる人々のことを考えながら、いつだって安全な場所から祈ることしかできない自分に嫌気がさす。
今いる場所が安全だと慢心していることにも。
この場所にきて、いろんなことを考えてきた。
答えのない問いを、忘れないようにこの場所に来ているような気がする。
だけど、今回は少し違う。
今日は、私が生きるためにきた。
人生に絶望してしまう私が、それでも生きるために。
「死にたい」と心に浮かんだときに、それに打ち勝てるだけの想いを受け取るために。
最近は少し調子がいい。
それは旅をしているからだと思う。
そして、素敵な人たちに出逢ったからだと思う。
それでもやっぱり、疲れが顔を出し始めた。
何もしたくない欲求を感じるし、夜は少し憂鬱になった。
βの私ここにありという感じ笑
平和記念公園のベンチで、「今日は私が生きるためにここにきた」
そう心の中で呟くと、鼻の奥がツンとした。
これは、希望なのかな、絶望なのかな、憂鬱なのかな、なんだろう。
わからないけど、何もしたくない、考えたくない、感じたくないという地獄の日々の中でも、旅に出ればいつも通りちゃんといろんなことを感じている自分がいる。それは、人間としてとても豊かなことだし、私の感受性は私の宝物だとも思う。
これまで私が頑張ってきたことは、そう簡単には無くならない。
今は忘れたり、見えなかったり、否定してしまいたくなったりするけれど、
ちゃんと向き合っていきたいと思う。
ここで今日も生きてるよ。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?