情報過多の時代に「それでも本を読む」理由。読書の効果をブーストさせる3つの方法【Business Insider連載】
「本を読むとは、本来はつねに社会変革の風を孕むものだ」 ーー松岡正剛
文:ほんのれん編集部 山本春奈(編集工学研究所エディター)
私が就活生だったころ(ざっと10年前くらい)、履歴書の「趣味」欄に読書と書くのは厳禁と教えられた。趣味としてあまりにありふれていて、無個性に見えるというのが理由だった。もちろん、そんなアドバイスは無視した。好きな本を語らずに自分について語るなんて、不可能だもの。
今は、どうなのだろう。いずれ趣味欄に「配信」とか「動画編集」とか書くのは普通すぎるからやめなさい、と言われる時が来るだろうか。逆に「読書が趣味」なんて古風で珍しいね、と言われるようになるのだろうか(もしかして、もうそうなってる?)。
読書は抵抗の行為である
米ロサンゼルス・タイムス紙の記者であるデヴィッド・L・ユーリンは、著書『それでも、読書をやめない理由』で、読書を「抵抗行為」と呼ぶ。
▼記事で紹介した本
『歴史を変えた100冊の本』スコット・クリスチャンソン、コリン・ソルター (著), 藤村奈緒美 (訳)/エクスナレッジ
『あるかしら書店』ヨシタケシンスケ (著)/ポプラ社
『それでも、読書をやめない理由』(デヴィッド・L. ユーリン (著), 井上里 (訳)/柏書房)
『プルーストとイカ』(メアリアン・ウルフ(著), 小松淳子 (訳)/インターシフト
『デジタルで読む脳×紙の本で読む脳』(メアリアン・ウルフ(著), 大田直子 (訳)/インターシフト(合同出版)
『多読術』(松岡正剛(著)/筑摩書房)
※以上6冊は無料ゾーンで閲覧できます。ほか6冊ご紹介
▼もっと深く「読書法」が知りたい方は
松岡正剛の長年のマネージャーを務める太田香保(松岡正剛事務所代表取締役)が、プレジデント社の紙面にて読書の秘伝を語っています。