見出し画像

集中力は47秒!?デジタル時代の集中力を科学した『ATTENTION SPAN』(日経BP)から、注意力を保つコツを学ぶ

選書サービス「ほんのれん」は、テーマごとに厳選した5冊の本を紹介するサービスです。ほんのれんvol.17のテーマは「スマホ中毒?」
今回紹介するのは、『ATTENTION SPAN デジタル時代の集中力の科学』です。

このデジタル時代、私たちは注意散漫になっている。
大事な会議中だって、メールが来ればそっちに気が取られる。何かをしようとスマホを手に取ったものの、何をしたかったのかすぐ忘れる。仕事中、Slackの通知は鳴り止まず、集中して作業できる時間がほとんどない……

スマホ時代、私たちの集中力はたった47秒しかもたないらしい。
しかも、とある作業から別の作業に移った場合、集中力を取り戻すのに25分かかるのだとか。

現代人が要求される「マルチタスク」。じつはこれ、脳の特性としては不可能なことらしい。不可能なら、どうしてマルチタスクができた気分になっているんだろう?マルチタスクが常態化すると、免疫も下がるってホント…!?そんな時代、注意力を保つためにはどうしたらいい…?

ATTENTION SPAN(アテンション・スパン デジタル時代の集中力の科学』を読むと、注意散漫時代に生きるコツがわかってきたのでご紹介。

▼エピソード
集中力激減がヤバい/デジタルデバイスへの集中力は47秒/仕事中、10分単位で作業が変わる/集中力を取り戻すのに25分/デスクワークでフロー状態になるのはほぼ不可能/集中の4段階/スイカゲームで集中力アップ?/マルチタスクはどうして危険?/「注意散漫」こそ生存戦略だった時代/ネットの情報構造は人間の「連想」とそっくり/リンクとノード/だからネットはやめられない

▼紹介した本
ATTENTION SPAN(アテンション・スパン)
 デジタル時代の「集中力」の科学』

 グロリア・マーク(著) 依田卓巳(翻訳)
 日経BP 日本経済新聞出版 2024

▼ほんのれん今月の旬感本


「スマホ中毒」を考えるほかの記事


  1. スマホを捨てたい子どもたち: 野生に学ぶ「未知の時代」の生き方』
     山極 寿一(著) ポプラ社 2020 を紹介しています↓



▼ほんのれんとは

ほんのれんは「問い」と「本」と「対話」の力で思考を触発し、場に創発を促すコミュニケーション・ハブ装置です。丸善雄松堂と編集工学研究所の共同事業です。

▼ほんのれん編集部
ほんのれんラジオは、「ほんのれん編集部」(編集工学研究所)のメンバーがお送りします。

Q:マルチタスク、得意?